コート・デュ・ジュラ

コート・デュ・ジュラワインの特徴とは

   

コート・デュ・ジュラの気候・風土

コート・デュ・ジュラは、フランス東部にあるスイスとの国境に接しているジュラ地方の最大の地域。105の村にまたがっており、600ヘクタールを超えるワイン農地がある。ジュラ地方のワイン生産において、アルボアに続き重要なエリアだと考えられている。

Men?tru-le-vignoble depuis Ch?teau-Chalon

高度は305m程度で、夏は涼しく冬は寒い。秋口から霜が降りることがあり、高いぶどう棚が使われる傾向にある。この地の厳しい環境で育った固有ぶどう種のサヴァニャン種は、ヴァン・ジョーヌの熟成度を高める。

土壌には石灰岩、泥灰岩が豊富で、表層はミネラルが豊富な粘土質の場合もあるが、れき岩、砂質が入り混じっている。

ジュラ地方の赤ワインの70%と白ワインの30%が、コート・デュ・ジュラで作られている。

コート・デュ・ジュラのワインの特徴

コート・デュ・ジュラでは、赤、白、ロゼが作られており、白と赤・ロゼの割合はほぼ同じ。白ワインの20%が赤ブドウ品種で作られている。

Wines of Jura 0003

主に白ブドウ品種のシャルドネ、固有種のサヴァニャン・ブラン、赤ブドウ品種のプルサール、黒ブドウ品種のトゥルソー、ピノ・ノワールで作られており、ブレンドはされていないことが多い。

黄金を帯びた黄色、ピンクや深いルビー色、淡いオレンジなど、様々な色調のワインが生み出されている。個性的なアロマブーケを楽しめるものが多く、白ワインは果実感があり、味の切れがよい。赤ワインはすっきりとした味わいと強い腰が特徴。

Pinot noir

エピソード

コート・デュ・ジュラは3世紀ごろからブドウ栽培が行われている地域。長年ブドウ栽培を手掛けている農家が多く、伝統的なワイン製造が盛ん。17世紀末からブドウ栽培に携わっているグラン家による、ドメーヌ・グランが有名。

19世紀からブドウ栽培を行っているラベ家では、伝統にこだわらず、自然農法にこだわったワインづくりをしている。

コート・デュ・ジュラの代表的なワイン

コート・デュ・ジュラ  トゥルソー
コート・デュ・ジュラ  ピノ・ノワール
コート・デュ・ジュラ  プルサール (ロゼ)ルージュ
コート・デュ・ジュラ  サヴァニャン・ブラン
コート・デュ・ジュラ エクスプレッシヨン ブラン
クレマン・デュ・ジュラ ブリュット ミレジメ
シャトー・シャロン  ヴァン・ジョーヌ
クレマン・デュ・ジュラ ブリュット プレステージ
クレマン・デュ・ジュラ ブリュット プレステージ
クレマン・デュ・ジュラ ブリュット ロゼ
コート・デュ・ジュラ シャルドネ フルール
コート・デュ・ジュラ フルール・ド・サヴァニャン

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