コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンス

コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンスワインの特徴とは

   

コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンスの気候・風土

コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンスは、ぶどうの栽培面積がおよそ2000haのワイン生産地。フランス南東部の地中海沿岸にあるプロヴァンス地方に位置している。プロヴァンス地方の中央にあり、83もの県を含むA.O.C.となっている。

コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンスのぶどう畑は、標高350mの傾斜にある。そのため、地中海性気候だが、他のプロヴァンス地方の畑よりも涼しい。

土壌は、小石混じりの石灰岩となっている。

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コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンスのワインの特徴

コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンスでは、プロヴァンス地方の他のA.O.C.と同様に、ロゼワインが多く生産されていて、生産量のおよそ90%を占めている。

赤ワイン白ワインもつくられているが、生産量は非常に少ない。両ワインとも早飲みタイプだが、品質の差が大きい。

同A.O.C.のロゼワインは、セ二エ方式でつくられるものが多い。セ二エ方式とは、赤ワインと同様に黒ぶどうを使用し、皮や種も一緒に発酵させ、自然に出てきた果汁に色がついてきたら、果汁だけを引き抜くという方法。この方法でつくられたロゼワインは、色が鮮やかになる。

コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンスのロゼワインは、鮮やかなルビー色で、しっかりとした果実味と爽やかさを兼ね備えている。

エピソード

プロヴァンス伯爵の夏の避暑地であったブリニョルに、ヴァロワ・アン・プロヴァンスのぶどう畑は広がっている。1984年までは、A.O.C.やV.D.Q.Sよりも下位のヴァン・ド・ペイにランク付けされていた。しかし、改良を重ねた結果、1984年にV.D.Q.Sへ昇格し、1993年にはA.O.C.に認定された。A.O.C.に認定された当初は、「コトー・ヴァロワ」という名称だったが、2005年に「コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンス」に変更した。

Concours des Vins Foire d'Avignon coteaux-varois-en-provence ros

コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンスの代表的なワイン

ロラトワール/ドメーヌ・サン・タンドリュー
ブラン クララ・ルア/シャトー・ミラヴァル
ロゼ・デュン・ニュイ/ドメーヌ・デュ・デフォン

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