コルチャグア・バレー, ワイナリー

ロス・ヴァスコス

   

特徴・ポイント

ロス・ヴァスコス(Los Vascos)は、18世紀にチリで創業された伝統ある名門ワイナリーだ。フランスのワイナリー、ラフィットグループが取得、経営し、約4000haの所有地の中から厳選した約640haの土地でぶどう栽培を行っている。

ワインづくりのこだわり

厳選された土壌でのぶどう栽培は、化学物質に頼らずに行われている。ぶどうは手間をかけて手摘みをした後に選果され醸造。熟成に使用する樽はボルドー製のものだ。テロワールの特徴を最大限に生かしたぶどう栽培に加えて最新設備の導入をするなど、ロス・ヴァスコスのワインづくりには、ラフィットが持つ知識と技術が存分に注がれている。

Wine Tour, Colchagua Valley

代表的なワイン

ロス・ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨン

ロス・ヴァスコスの名を世界に知らしめ、定番ワインとして親しまれている上質な赤ワインだ。ベリー系の香りの中に黒こしょうなどのスパイス香が感じられる。しなやかな骨格に、なめらかな口当たりと心地よいタンニンを備えている。

Los Vascos

ロス・ヴァスコス グランド レゼルブ

樹齢の高い樹から収穫されたぶどうを使用し、ボルドーの伝統的な製法で醸造した逸品。チェリーやプラムのような果実香と樽由来のスパイス香などが複雑に織りなすアロマとエレガントな果実味が魅力。

ロス・ヴァスコス カルメネール グランド レゼルブ

カルメネールのポテンシャルを追求し、ロス ヴァコスが3年の歳月をかけて完成させたキュヴェだ。黒い果実とハーブやスパイスのような香り、完熟した果実の豊かな味わいが特徴のフルボディの赤ワイン。

ワイナリーの歴史

ロス・ヴァスコスは1750年、チリの銘醸地であるコルチャグア・バレーでバスク地方出身のエチェニケ家により創業されたワイナリーだ。

ボルドーワインのつくり手として名声を得ていたラフィットグループはチリでのワイン生産を決定、1983年にロス・ヴァスコスにテクニカルディレクターを派遣して現地で土地の調査を行っていた。そして1988年、ラフィットグループはロス・ヴァスコスを取得し、チリでのワイナリー経営を開始した。

Vision of chilean dream

1990年代に入り、ロス・ヴァスコスは「グランド レゼルブ」と「ル ディス」をリリース。2000年代終盤には新たな世代の技術スタッフを迎え、90年代に植栽したぶどう畑の成長と共にロス・ヴァスコスが生産するワインの品質も向上している。

現在、ロス・ヴァスコスのぶどう栽培・醸造責任者はラフィットグループの醸造責任者シャルル・シュヴァリエ氏の右腕であったエリック・コレール氏が務めている。

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