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JR岐阜駅北口でとりわけ目立つ存在といえば、金色に輝く織田信長像だろう。岐阜といえば信長の存在に加え、大河ドラマで注目の明智光秀、その君主で稲葉山城（現・岐阜城）信長の義父でもあった斎藤道三など、歴史に名だたる武将のゆかりの地として有名である。
さらに世界遺産として登録されている合掌造りの集落で知られる白川郷、日本三代名湯のひとつ下呂温泉、飛騨高山の町並み等など、日本文化を感じることのできる見どころ満載のエリアが「岐阜」なのだ。
歴史と豊かな自然が育んだ食材でも知られ、ワインや地酒まで高級レストランから庶民的な居酒屋まで「美食」なお店には事欠かない。
「岐阜」――街の食文化と特徴
空気も水も美味しいのが岐阜の大きな特徴の1つ。
それは食べ物が美味しい理由でもある。
岐阜の中心部を流れる長良川は高知県の四万十川、静岡県の柿田川と共に日本三大清流と呼ばれる。その豊かな水が育む鮎はワインにもよく合う。清流長良川の畔には、その恵みを十分に享受した「長良天然ワイン醸造」というワイナリーもあるほどだ。
そして水が育んだ米や野菜、また飛騨牛などグルメな素材もたくさんある。朴葉味噌や鶏ちゃんなどオリジナリティあふれるご当地グルメは、ワインとのペアリングも絶妙だ。
県庁所在地であるメイン都市・岐阜市には、ワイン片手に地産地消の食事を楽しめるお店が多数存在する。岐阜市で美味しいお店が軒を連ねる玉宮エリアを中心に、おすすめのワインバーや、ワインショップなどをピックアップしてご紹介しよう。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、お店によっては臨時休業や短縮営業している場合もあるので、お店に行く際は事前に確認したほうがよいだろう。
岐阜市の中心、玉宮でワインを飲むなら
ワイン佐藤。 岐阜玉宮店
JR岐阜駅と柳ケ瀬商店街の間にある玉宮通り界隈は、セレクトショップなど最先端のアパレル店と並び、多くの飲食店が立ち並ぶエリア。近年は若者向けのショップもオープン、ビジネスパーソンから学生までたくさんの人々で賑わうホットなストリートだ。
多彩な店舗が並ぶ中で、ひときわ目立つ明るいラウンド型のワインバルがワイン佐藤。だ。岐阜の観光地飛騨高山の素材を生かした創作フレンチがリーズナブルに味わえると評判のお店で、2018年にオープン。
名産として知られる飛騨牛だけでなく、明宝ハムや飛騨飛騨産モッツァレラチーズ、高山の卵や野菜、ニジマスやイワナ、鮎など山の幸、川の幸を使った地産地消のメニューが並ぶ。
郷土料理をアレンジした料理にピッタリのワインも多く揃い、そのラインアップは100種類以上。ボトルはもちろん、グラスワインも豊富で、思わず迷ってしまうほど。
岐阜のご当地グルメ、濃厚な味の朴葉味噌とワインとのマリアージュも絶妙。豊かな食とワインのコラボレーションを楽しみたい。
定休日：不定休
営業時間：17:00～23:30
電話番号：050-3463-7925（ぐるなび）
058-267-1320
住所：岐阜県岐阜市玉宮町1-9-1
アクセス：名鉄岐阜駅より徒歩5分、JR岐阜駅より徒歩5分
ホームページ: https://nbsz400.gorp.jp/
やっぱり飛騨牛！岐阜でワインと焼き肉を味わうなら
THE 雪月花
老舗精肉店の田中屋が演出する、大人の焼き肉レストランTHE 雪月花。熟成させた一頭買い飛騨牛をはじめ、銘柄和牛の焼き肉、ステーキ、刺や寿司といった自慢の料理が提供される。希少部位も多く、あまりの美味しさに頬がおちること間違いなしだ。
フランス産を中心に自慢の肉と相性のいいワインを多数揃える。2階建てガラス張りの店舗から見えるワインの数々を俯瞰してみると、お店自体がまるで透明なワインセラーのように見えるから不思議である。
シックで落ち着いた店内には個室も完備されている。大切な相手とのディナーだけでなく、ここぞという時の接待にもおすすめのお店だ。
定休日：火曜
営業時間：土・日・祝 ランチ 11:30～15:00（L.O.14:30）
月～日・祝前日・祝日 ディナー 17:00～翌1:00（L.O.24:00）
電話番号：050-5269-8931
住所：岐阜県岐阜市玉森町26
アクセス：名鉄岐阜駅より徒歩4分、JR岐阜駅より徒歩5分
現在営業時間を一部変更中
(ランチ) 11:00～15:00
(ディナー) 17:00～25:00(LO.24:00)
※ディナーは短縮営業する場合があります。ご来店の際にお電話でお問い合わせください。
ホームページ: https://the-setsugekka.com/
仕事帰りにさくっと居酒屋でワインを飲みたいなら
岐阜横丁ワインスタンド
玉宮エリアは、岐阜駅からすぐというアクセスのよさも手伝って、人気スポットだとお伝えした。その玉宮のニュースポットとして注目を集めるのが岐阜横丁。さまざまなジャンルの、個性豊かなお店の集合体である。
「仕事帰りにちょっとだけワインが飲みたい」という際に最適なのが、岐阜横丁にあるワインスタンドだ。オールドワールドのワインからオーストラリア、ニュージーランドといった新世界のワインまでリーズナブルなワインが揃う。
こだわりのチーズからピクルス、生ハムといった軽いおつまみメニューも多彩。しっかり食事したいなら、国産牛ほほ肉 赤ワイン煮込み、季節のおすすめパスタやリゾットなどもある。
横丁内のお店であれば、他のお店から出前を取ることも可能。1人サクッとワインを飲んで帰宅してもよし、友人とワイワイしながら会話を楽しんでもよし、種々なシーンに活用できるお店だ。
定休日：不定休
営業時間：月〜木 18:00〜23:00／金 18:00〜25:00
土 17:00〜25:00／日 17:00〜23:00
電話番号：050-3531-9534
住所：岐阜県岐阜市長住町4-7 岐阜横丁ビル3F – 037
アクセス：名鉄岐阜駅より徒歩4分、JR岐阜駅より徒歩5分
岐阜のおすすめワインショップはここ
酒のひろせ
高品質なワインをリーズナブルに入手したいなら、「酒のひろせ」がおすすめ。ワインと地酒の知識が豊富なオーナーやスタッフが客の好みや用途などの相談に乗ってくれる。もちろん、扱うワインの試飲を欠かさず、プロからビギナーまで幅広い層に満足してくれる商品展開を心がけているという。
自宅用にテーブルワインからワインにこだわりのある友人・知人へのプレゼントまで幅広く揃うリカーショップである。
定休日：水曜日
営業時間：10：00～21：00
電話番号：058-387-6155
住所：岐阜県岐阜市柳津町本郷3-186
アクセス：名鉄竹鼻線柳津駅より徒歩8分
ホームページ: http://www.yanaizu.com/
岐阜でワインイベントに参加するなら
多治見修道院ワインフェスタ
岐阜県南部の東濃エリアにあり、岐阜市内はもちろん名古屋市へのアクセスもいい多治見。陶磁器やタイルといった美濃焼の産地として知られ、最近ではギャラリーやカフェ、お洒落な居酒屋などのお店も増えている。
多治見の高台に建つ、ひときわモダンな洋館が神言修道会多治見修道院だ。日本で唯一ワインを醸造していた修道院で、1933年から「修道院ワイン」として作られ続けている。その修道院では毎年11月にワインフェスタが開催される。
イタリアやドイツ、スペインなど世界各国の修道院ワインの他、修道院の葡萄畑栽培を手がける福祉法人小牧ワイナリーのオリジナルワインも楽しめる。ワインにあう料理やおつまみを販売するお店も多数。
障害のある方々が丹精込めて作ったぶどう畑の木の下で飲むワインを楽しみに、毎年多くの人々で賑わうワインフェスタだ。
なお岐阜では、岐阜市のメイン商店街柳ヶ瀬でワイン店主が出店する「岐阜ワインフェスタ」も例年秋に開催されている。こちらもぜひ足を運んでみてほしい。
ホームページ: https://www.gifuwine.com/
岐阜でワインスクール・教室に通うなら
WINE-BAR ADONIS
岐阜駅近くの賑やかな繁華街、玉宮通りにあるWINE-BAR ADONIS （ワインバー アドニス）。ブルゴーニュワインを中心に、常時5～600本のワインが揃い、ワイン好きが夜な夜な杯を酌み交わすバーとして知られる。
シェフの修行をする中でワインと出会い、ソムリエへに転身したマスター。ワインリストには一部例外もあるが、栽培から醸造、瓶詰めまですべての工程が見えるプロプリエテールのワインが並ぶ。
浮世離れした 居心地の良い空間を提供するため、ワインだけでなく、厳選した食器やカトラリーを揃え、美術品にもこだわっている。ワインの品質を保つためのリコルクやワイングラスの販売とともに、初心者向けのスクールも開催。
ビギナーには難解な専門用語の解説や、ワインの選び方、テーブルマナー、注文の仕方などなどワインの基本のきを学べる内容となっている。
「自分に合ったワインはどんなものなのか」「ワインを自宅で保管する時に気をつけるべき点」といった点をワインの多彩な知見を持つマスターから教われるのは魅力的だ。
・初心者向けのワイン教室（事前予約制）
定員2名～14名（最少催行人数2名）
受講料：5000円～（1名）
定休日：日曜、祝日
営業時間：18:00～
電話番号：058-263-9559
住所：岐阜県岐阜市玉宮町1-8
アクセス：名鉄岐阜駅より徒歩4分、JR岐阜駅より徒歩10分
ホームページ: https://adonis-wine.com/school/
