ヨーントヴィル

ヨーントヴィルワインの特徴とは

   

ヨーントヴィルの気候・風土

ヨーントヴィル(ヨントヴィル)は、カリフォルニア北部にあるAVAだ。ナパ・バレーのほぼ中央に位置し、北部のセント・ヘレナ山と南部のサン・パブロ湾とはほぼ等距離。ぶどう畑は平野部にあり、標高は高いところでも海抜60m程度となる。

サン・パブロ湾から寒流由来の冷風が吹き込むため、ナパ・バレーには霧が立ち込める。ヨーントヴィルは霧の影響を強く受け、夏季でも夜間はかなり涼しくなる。夏季の最高気温は30度を超える反面、最低気温が15度を下回る日もある。こうした気候を受け、栽培されるぶどうは強い味とアロマを有したものとなる。

土壌は堆積土による砂質ローム層。栽培されるぶどうは黒ぶどうのカベルネ・ソーヴィニヨン種がほとんど。残りはメルロー種、白ぶどうのソーヴィニヨン・ブラン種など。

ヨーントヴィルのワインの特徴

カベルネ・ソーヴィニヨン種による赤ワインがメイン。単一品種によるワインが多いが、メルロー種を混醸に用いたものもある。ソーヴィニヨン・ブラン種などによる白ワインも作られる。

ナパ・バレーはカベルネワインの世界的産地として有名だが、ヨーントヴィルのものはスミレのアロマを有するのが特徴だ。芳醇な果実味の中に、重厚なタンニンの残るワインとなる。

有名なワイナリーとしては、ジェムストーンやニッケル&ニッケル、ドミナスなどが挙げられる。また、州道29号線沿いにはドメーヌ・シャンドンのワイナリーもある。

エピソード

AVA名は開拓者ジョージ・カルヴァート・ヨーントの名前にちなむ。ヨーント氏は1836年にこの地を開墾し、ぶどうを植樹した人物として知られる。
このとき植樹された「ランチョ・ケイマス」は現在、ヨーントヴィルにおける有力畑のひとつとなっている。他の有力畑としては、同じく初期に開墾され、現在はドミナスが所有しているナパヌックが挙げられる。

ヨーントヴィルの代表的なワイン

ジェムストーン エステート カベルネ・ソーヴィニョン
ジェムストーン エステート レッド
2009 ニッケル&ニッケル カベルネ・ソーヴィニョン ステート・ランチ ヨントヴィル ナパ・バレー
マリリン・モンロー ソーヴィニヨン・ブロンド

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