マウント・ベンソン

マウント・ベンソンワインの特徴とは

マウント・ベンソンの気候・風土

マウント・ベンソンは南オーストラリア州、ライムストーン・コースト沿いにあるワイン産地だ。

ぶどう栽培が始まったのは1989年と最近のことだが、良質なぶどう産地として頭角を現し始めている。

銘醸地クナワラと隣接し、夏の気温はクナワラよりさらに低い。石灰岩の土壌を持ち、クナワラと似た「テラ・ロッサ(赤い土)」が特徴だ。また豊富な地下水を有する土地でもある。

Near Mt Benson. Cape Jaffa Winery. Lavenders and vines.

マウント・ベンソンのワインの特徴

シラーズを主体としたワインが非常に優れており、ミディアム〜フルボディのしっかりとしながらも滑らかなワインがつくられている。

シラーズとカベルネ・ソーヴィニヨンで全生産量の6割ほどを占める。単一品種のワインと、カベルネ&シラーズを混醸したワインがある。

白ワインも生産されており、土地の利点を生かしたエレガントなシャルドネや、若草の香りがフレッシュなソーヴィニヨン・ブランが醸造される。

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エピソード

この地に良質なワインの可能性を見出し、いくつかの有名なつくり手が進出している。最も有名なのは、フランスのコート・デュ・ローヌ地方の代表的なつくり手、M.シャプティエだ。彼らの力もあってワインづくりが盛んになり、商業用ぶどうが栽培され始めてからわずか8年でGIを取得するに至った。

DOMAINE TOURNON

マウント・ベンソンの代表的なワイン

・グレイ・ラベル・シラーズ&カベルネ・ソーヴィニヨン/ウルフ・ブラス
・マウント・ベンソン・カベルネ・ソーヴィニヨン/ブラック・ワトル・アイコン
・シラーズ/ノーフォーク・ライズ
・ドメーヌ・トゥーノン/M.シャプティエ

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