ミュスカ・ド・リュネル

ミュスカ・ド・リュネルワインの特徴とは

   

ミュスカ・ド・リュネルの気候・風土

ミュスカ・ド・リュネルはフランス南部のラングドック地方、ニームとモンペリエの間に位置するワイン生産地。海までは直線距離で10kmと近い。

AOCに昇格したのは1943年とかなり古く、歴史のある産地といえる。

気候は地中海性気候で、温暖で少雨。標高60mの丘陵の上に、緩やかな起伏を持つぶどう畑が広がっている。ぶどう栽培面積は357ha。

土壌は赤色の粘土石灰質。ローヌ川やデュランス川が山を浸食したことによってできた第四期洪積層が特徴。黄土色の小石で覆われており、この小石もミュスカ・ド・リュネルのぶどう生育に一役買っている。夏の直射日光を遮る耐熱レンガの役割を果たすとともに、夜間には昼に蓄積した熱を放出し、ぶどうにまろやかな味わいを与えるのだ。

Muscat blanc ? petits grains
??Gelber Muskateller Weinsberg 20060908?? par Rosenzweig ? Travail personnel (own picture). Sous licence CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.

ミュスカ・ド・リュネルのワインの特徴

ミュスカ・ド・リュネルは、酒精を強化したヴァン・ドゥ・ナチュレ(VDN)というワインの生産地として有名。VDNとはフランス語で「天然の甘さ」という意味。また、ミュスカとはフランス語で「白ブドウ」を意味し(英語の「マスカット」とほぼ同じスペル)、この地で生産される白ワインはすべてマスカットからつくられる。名が示すとおり、味わいは天然の甘口だ。

エピソード

VDN生産地の有名どころとして、ミュスカ・ド・フロンティニャンなど、ラングドックの近隣4地区が挙げられる。ミュスカ・ド・リュネルもこれら4地区の1つだ。

ラングドック地方におけるVDNの生産量は、フランス全体の生産量の9割を占める。なお、似た名前でヴァン・ドゥ・リクール(VDL)というリキュール酒を生産しているところもあるが、ミュスカ・ド・リュネルで生産されているのはVDNのみ。

The ambr? was a naturally sweet wine (vin doux naturel).

ミュスカ・ド・リュネルの代表的なワイン

ミュスカ・キュヴェ・プレスティージ
ル・クロー・ド・ベルビュー・トラディシオン 2011 / ル・クロー・ド・ベルビュー
ル・クロー・ド・ベルビュー・トラディシオン 2010 / ル・クロー・ド・ベルビュー

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