メントゥリダ

メントゥリダワインの特徴とは

   

メントゥリダの気候・風土

メントゥリダは、カスティージャラ・マンチャ地方の北端にあるワイン生産地。マドリッドの南、古都トレドの北に位置する。

標高は400~600mと比較的高く、800mに達する一角もある。気候は地中海の大陸乾燥地帯で、夏は短いが気温が高く、冬は極寒が長く続く。土壌は粘土質の砂がまじりミネラルが豊富。

およそ9,000haのぶどう畑の約80%でガルナッチャ種が栽培されている。常に乾燥していることから病害虫の心配がないため、薬剤を使わない有機栽培農法のぶどう畑も少なくない。D.O.認定されており、26ほどのボデガ(ワイナリー)がある。

メントゥリダのワインの特徴

赤ワインのほとんどが、ガルナッチャ種を原料に生産される。しかし、カベルネ・ソーヴィニヨン種、メルロー種、シラー種、ティント・デ・マドリッド(テンプラニーリョ)種を原料とした赤ワインもある。

赤ワインは、黒味を帯びたキイチゴのような濃い赤色。フルーティな甘みにスパイスの香りがある。充分なミネラルとタンニンが、引き締まったボディをつくる。
白ワインはアルバリーリョ種、マカベオ種を原料に生産されている。白ワインもミネラル豊富で爽やかな味わいが特徴。
赤も白も果実味が強くエレガントな味わいがある。

エピソード

1976年にD.O.メントゥリダとして原産地呼称ワインに認定された。昔から協同組合中心のバルクワインの生産地だが、近年はファインワインも製造されている。
数こそ少ないがファインワインの中からマルケス・デ・グリニョンのドミニオ・デ・バルデプサがビノス・デ・パゴ(単一ぶどう畑限定の高級ワイン)に認定されるなど、その質の良さが認められつつある。

メントゥリダの代表的なワイン

ドミニオ・デ・バルデプサ メントリダ
バホンディージョ メントリダ
ヒメネス・ランディ ピエラゴ メントリダ
ラ・カサ・デ・ラス・クアトロ・ラヤス メントリダ
ジ・エンド メントリダ
カントス・デル・ディアブロ メントリダ
ラ・ベルドサ・ファーストワイン メントリダ

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