ラングドック・ルーション, ワイナリー

ヴィナデイス

特徴・ポイント

フランス・ラングドッグ地方のワイン生産者らによる協同組合で、約2500軒もの生産農家が加盟しており、組織全体のぶどう畑の規模は1万7000haと、フランスでも最大規模だ。年ごとの出来不出来によらず品質のいいワインを生産しつづけるため、2500軒の生産農家のうち、出来のよい10軒のワインを厳選してブレンドしている。

ワインづくりのこだわり

品質のいいワインを生産しつづけるため、2500軒の生産農家から生み出されるワインを厳選してブレンド。その年のワインの出来次第では、発売や出荷を見送るなど、クォリティへのこだわりがある。

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世界的な品質管理基準であるISO9001やISO14001(環境保護マネジメントシステム)を取得し、環境にも配慮しながら徹底した品質管理を行う。また、「リュット・レゾネ」と呼ばれる減農薬農法にも取り組んでいる。

また、ヴィナデイス(VINADEIS)のワインが生み出されるラングドック地方は、湿度の低い温暖な気候や他の土地にない地質に恵まれている。特に、ラングドック地方には地中海地方特有のガリーグという荒れ地が広がっており、ガリーグに多く生息する野生のハーブが、そこで育つぶどうにも独特の風味をもたらしてくれる。

代表的なワイン

ヴィナデイス ラ・キュベ・ミティーク

ミディアムボディ赤ワイン。色合いは濃く鮮やかなルビーレッドで、ブラックベリーやスパイス、ハーブなどの強くはっきりとした香りと、上品でまろやかな風味が重なり合って絶妙に調和している。

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ヴィナデイス ラ・キュベ・ミティーク ブラン

繊細な味わいを持つ辛口の白ワイン。バニラやハチミツのような微かに甘い風味と、梨のようなフルーティーな香り、トーストの香ばしさをあわせ持つ。

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ヴィナデイス ラ・キュベ・ミティーク スパークリング・ブリュット (白)

繊細な泡立ちを持つ白の辛口スパークリングワインシャルドネ種のぶどうのみで作られる。1年間熟成させるため、柑橘系のすっきりした風味に加えて、濃厚な口当たりを楽しめるこだわりの1本。

mityhique

ワイナリーの歴史

ヴィナデイスは、少数のワイン生産者らによって1967年にラングドック地方で創立した。各々の持つ技術や知識、意見を交換し合い、試行錯誤することで質の高いワインを生み出すことに成功した。
現在、主に南フランスで広大な規模のエステート、シャトー、ワイナリーを所有しており、ボルドーにもワイナリーを持っている。
ぶどうの生産からワインの製造販売にいたるまで、組織内ですべての工程を担っており、さらにワイングラス製作や販売など、幅広いワイン事業を行っている。
国内の各地や、国外のイタリアスペインといったヨーロッパの国々とも連携しながら、ワイン事業の規模を広げている。

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