コラム

日本でいつか飲める? 端正でクリアなクレマン・ダルザス 〜 アルザス・ベストハイム【テイスティン・フランスレポ】

   

フランスの生産者と日本のインポーターとをつなぐ合同試飲会「テイスティン・フランス」。日本でのワイン販売拡大を希望するフランスの生産者など約40社が参加し、ワイン約300本が集合。インポーターとの“お見合い”に臨んだ。

2018年6月に開催された同イベントから、今回はアルザスの素晴らしいつくり手をご紹介したい。

ベストハイム(Bestheim)のワインの特徴

ベストハイムは1765年から続く老舗ワイナリー。多様なテロワールを持つ畑の個性を生かし、バラエティ豊かなワインを醸造する。また、クレマン・ダルザスのパイオニア的存在として知られている。

ベストハイムのおすすめのワイン

ベストハイムの担当者、エマニュエルさんにおすすめのワインを聞いた。

Cremant d’Alsace Extra Brut Bestheim

ベストハイムの真骨頂が味わえる端正でクリアなクレマン・ダルザス(発泡)。3g/lという低い残糖でありながら、しっかりとした骨格のボディがある。ぶどうはピノ・ブランのみを使用、雑味のない美しい味わいは和食にも最適だ。

Riesling Grand Cru Schlossberg

次のおすすめは、オーガニックの単一畑から採れるリースリング。残糖は7g/lとドライな口当たり。広がる果実味と花の香り、レモンのようなフレッシュな酸と、ミネラル感あふれる味わいのバランスが絶妙。ワイン専門誌やコンクールで受賞歴多数。

Pinot Noir les Chanteaux Bestheim

最後にアルザスのピノ・ノワールを1本ご紹介。適度に冷やされて提供されたこのワインは、2016年ヴィンテージ。ライトな口当たりで飲みやすく、エレガントさをあわせ持つ。鶏肉や豚肉のほか、ラムが非常に好相性とのこと。軽い気分で飲める赤として、重宝するワインだ。

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About the author /  Yayoi Ozawa
Yayoi Ozawa

フランス料理店経営ののち、ワインとグルメ、音楽を専門とするライターへ転身