2016年02月

選りすぐりワインを自宅で毎月3種類試飲できる宅配サービス「VINEBOX」、アメリカで始動

アメリカ・サンフランシスコの「VINEBOX」がファインワインの宅配サービスを開始した。同社ホームページからサービスをオンライン購入すれば、ソムリエや専門家が厳選する世界中のファインワイン(10clのテイスティングサイズ)を自宅で味わうことができる。

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アメリカ・サンフランシスコで誕生したばかりの企業VINEBOXによって、世界中のファインワイン3種類がグラス1杯分の10cl(センチリットル)=100mlのカプセルで毎月自宅に届くワインテイスティングの宅配サービスが開始された。

宅配されるファインワインはソムリエと専門家によって厳選されたもので、自宅に居ながら世界中の良質なファインワインの味を楽しむことができる。

サービス開始から最初の数カ月はサンテミリオンのシャトー・メゾン・ブランシュやシャブリのドメーヌ・ドゥ・シャドルネなど、フランスをはじめとするヨーロッパ産ワインの宅配が予定されており、20~50ドル(約2300~5700円)程度の価格帯のワインが中心だ。

ファインワインのカプセルの他、ワインについての詳しい説明も同封されている。VINBOXのアカウントを作成してログインすれば、ワインのレーティングなども閲覧できるという。その他、会員は会員限定サービスや会員にしか閲覧できない情報にアクセスできる特典がある。

元のワインボトルからカプセルへのボトリングには、ワインの風味を損なわない特許取得済みのボトリング技術を採用。最長3年間は、開封時と同じ鮮度を維持したまま保存できるという。

サービスを利用するにはVINEBOXに会員登録する必要がある。会員期間は1カ月、3カ月、または12カ月から選択できる。

会費はそれぞれ月額35ドル(約4000円)、33ドル(約3800円)、30ドル(約3500円)となっており(別途送料が必要)、支払い方法はクレジットカードのみだ。

同社サービスは2016年1月から宅配開始。現時点では、アメリカ国内のみの発送だ。

ワインに情熱を注ぐ人々が作った良質のワインは世界中に多く存在するが、それが店頭に並ぶことは少ない。同社は今後、そんな埋もれている良質なワインを紹介し、顧客に届けていきたいとしている。

<関連リンク>
VINEBOX

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。