コラム

ワイン、注ぎ方のマナー確認 ~ ナプキンの使い方は? 注ぐときは片手か両手か?

ホームパーティでワインをふるまうのなら、スマートにワインを注いで差をつけたいところ。正しいワインの注ぎ方とはどんなものか、一緒にチェックしていこう。

《用意するもの》
・開栓したワインのボトル
・きれいなナプキン

手順1:ナプキンでボトルの注ぎ口をふき取る

使い終わったナプキンは注ぐときに片手に持っておいて、ワインをこぼした際などには、すぐに拭けるように準備しておく。

Pouring

手順2:ワインを注ぐ

ワインを注ぐときには、ボトルとグラスが接触しないように要注意。レストランなどではソムリエが片手で注ぐ姿をよく見るが、マナーとして決まっているわけではない。特に女性の場合は、両手で注いだ方がこぼす危険がないので無難だろう。

ラベルが上を向くようにして注ぐのがポイントだ。また、注ぐときに慎重になりすぎると液ダレしやすくなるが、勢いがつきすぎると泡立ったり飛び散ったりしてしまうので注意したいところだ。

Rose Wine Pour

《冷えたワインの場合》
白ワインなど冷えたワインを注ぐときには、ナプキンの上からボトルをつかみ、手の熱を伝えないようにしよう。

注ぐ量は、ワイングラスの一番膨らんでいる部分を目安にするとよい。

ワインを注ぎすぎると香りが楽しめず、逆に注ぐ量が少なすぎると、すぐに温度が上がってワインが変化しやすくなるので要注意だ。

手順3:注ぎ終わったワインのボトルを拭く

ワインのボトルの注ぎ口を拭いておく。また、注ぎ終わりには上にひねるようにすると、液ダレがしにくい。液ダレがラベルにかかるとみっともないので、くれぐれも避けたいところだ。

注ぐのは誰?

ホームパーティの主催者が夫婦やカップルの場合には、女性の方が注いだ方がいいのではないかとついつい考えてしまうが、ワインに関しては男性が注ぐ方がいいだろう。

マナー違反だからというだけではなく、落としたら汚れたり、割れてケガをしたりするボトルを女性に扱わせることで、男性の株が下がってしまいかねない。

Pouring Wine

ワインの注ぎ足しは要注意

ワインはお互いに注ぎあったりはしないものだが、女性がボトルに触らないように男性が気を配るのがよいだろう。

フランス式では完全に飲み干す前に注ぎ足すが、イギリス式では完全に飲み干してから注ぎ足す。どちらがいいのかは、自分や相手、料理などに合わせるといいかもしれない。

・時間による味や風味の変化を楽しむようなワイン
・グラスの白ワインはぬるく、ボトルは冷えている
といった場合には完全に飲み干してから注ぐようにしよう。

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ワインバザール編集部

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