2016年11月

ヒマラヤ山脈の麓、理想郷の名を持つワイナリーから「シャングリ・ラ Ao Yun 2013」が発売

「全く新しいワイナリーを創造したい」――そんな思いから発足したワイナリー「シャングリ・ラ」から、新たなワインが登場する。MHD モエ ヘネシー ディアジオは2016年11月10日、「シャングリ・ラ Ao Yun 2013」を発売したと発表した。

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シャングリ・ラは、中国雲南省の北部ヒマラヤ山脈の麓に位置する。ぶどう畑の標高は2200~2700mほどで、ワイン生産地の中でも最も標高が高い畑の1つになるという。ヒマラヤ山脈の麓は、フランスのボルドー地方に似た気候に加え、日照時間が短く、空気が乾燥しているため、独特の凝縮味を持ったぶどうが収穫できる。同ワイナリーでは、インフラが整っていない土地で、トラクターなどが使えない状況のなか、全て手作業でワインをつくっている。

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ユネスコ世界遺産に認定されている土地から生み出された「シャングリ・ラ Ao Yun 2013」は、滑らかなタンニンと凝縮味が感じられる赤ワインだ。雲海の広がる標高の高い場所でつくられたことから、「雲上の飛翔」「雲上の散策」を意味する「Ao Yun(アオ ユン)」の名が付けられた。カシスやチェリーなどの果実の香りと、スパイス、ハーブ、茶葉、たばこなどのニュアンスが感じられる奥深い香りを持ち、上質なタンニンと長く残る後味を特徴としている。

希望小売価格は3万4000円で、木製のギフトボックス入りは3万6000円(いずれも税別)。全国の主要百貨店で2016年秋より順次発売している。

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。