コラム

[ワインとおつまみ]スイーツの代表格・チョコレートとワインの相性を考えてみた

肉料理や魚料理、煮込み料理など、ワインはさまざまな食べ物とともに楽しまれている。

ただ、「ワインと合わせるおつまみ」として名前が挙がるのは、塩味系のおつまみであることが多い。スイーツの代表格、チョコレートと組み合わせてみるのも意外と悪くないのだが、まだまだマイナーな組み合わせだという印象だ。

そこで今回は、チョコレートとワインの相性について紹介したいと思う。スイートなチョコレートとワインとの組み合わせ、ぜひ試してみてもらいたい。

Pierre Marcolini

チョコレートと相性がよいのは赤ワイン?

「同じ風味、同じ色の料理とワインの相性は良い」というのが一般的な考え方だろう。その考えに従うと肉料理(赤色)と赤ワイン、魚料理(白色)と白ワインというのが基本の組み合わせになってくる。これに従うと、チョコレートは濃い褐色なので、赤ワインとの相性がベストと考えられる。

しかし一方で、白ワインとチョコレートの組み合わせも、白ワインによってチョコレートの味が引き立たされて面白い。同時にチョコレートによって、白ワインの酸味が生かされるといった感じで、なかなか良い組み合わせと言われている。

Chocolate & Wine

ビターチョコレートと相性がよいワインは?

ビターチョコレートは、乳製品を含まないか少量だけ含み、カカオ分40%を超えるチョコレートで苦味が強い。定説では、渋味の強い赤ワインが合うと言われている。ビターチョコレートと赤ワインの組み合わせは、ワインの渋味とチョコレートの苦味がうまく調和するのだ。

実は、真逆とも言えるビターチョコレートと白ワインの相性も侮れない。白ワインの爽やかさとチョコレートの苦味がうまく溶け合うようだ。さらに、ロゼのスパークリングワインと合わせるのも向いている。

Dark Chocolate

ミルクチョコレートと相性がよいワインは?

乳製品を含み、甘味が強いミルクチョコレート。定説では、ライトボディーのフレッシュで軽い赤ワインとの相性が良い。ミルクチョコレートの甘さやミルキー感が、ライトな赤ワインの爽やかな渋味と調和するからだ。

しかし、ミルクチョコレートはどのワインと合わせても良いとも言われている。甘さとミルキー感が、渋味をはじめ、爽やかさ、酸っぱさともうまく調和するのだ。

Julebord/Christmas party with Bergen flickr group

ホワイトチョコレートと相性がよいワインは?

カカオの主成分であるココアバターにミルクや砂糖を加えて作られるホワイトチョコレート。苦みがなく、文字どおり白色のチョコレートだ。

白×白の組み合わせである白ワインとの相性が良いと言われている。白ワインの酸味と爽やかさが、ホワイトチョコレートの甘味とクリーミーさの重みを軽減すると同時に、その甘さが白ワインのフルーティーな酸味を引き立ててくれるのだ。

このほかにも、ロゼワインやロゼのスパークリングワインと合わせると、軽い渋味と酸味が心地いい。ホワイトチョコレートのまとわりつくようなクリーミーさを軽減させて、いつまでも食べて飲んでいられる感じになる。

Pairing

このように、チョコレートは意外と幅広いワインと相性がよく、おつまみとして活躍しそうな食べ物なのだ。

特に、数あるチョコレートの中でも「オレンジピールのチョコレート」は、どのワインとも群を抜いて相性が良いと言われている。ナッツ入りのチョコレートも、比較的どのワインと合わせてもうまく調和する。苦手でなければ、どちらのチョコレートも試してみる価値は十分にあるだろう。

あなたがスイーツ好きだったら、いつものおつまみとワインを合わせるだけでは物足りなくなったとき、チョコレートと合わせてみるのはいかがだろうか。ワインの新たな魅力を発見できるかもしれない。

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