デザインオフィスのUgadell Designは2017年8月29日、山梨県甲斐市のワイナリー「敷島醸造」とコラボしたふるさと納税限定セット「Drieasy-wine（ドライジーワイン）」を発表した。Ugadell Designのマグカップ「Drieasy（ドライジー）」と敷島醸造の一升瓶ワインをセットにしたもので、甲斐市に寄付した人への返礼品として提供される。
山梨は、古くから日本のワイン産地として栄えており、その過程で独特のワイン文化を育んできた。そのひとつが、一升瓶に詰められたワインだ。
ワインは一般的に720～750mlボトルが使用されるが、山梨では1800mlの一升瓶を使ったワインが販売されている。ワインをつくり始めた当時、瓶といえば一升瓶であったこと、無尽と呼ばれる集会や冠婚葬祭では多くの人が集まるため一升瓶のサイズがちょうどよかったこと、などがその理由とされる。その文化は今日まで続き、現在では「一升瓶のワインを湯飲みに注いで」というのが山梨独自のスタイルになっている。
敷島醸造でも、創業当時から一升瓶ワインを手掛けている。一升瓶ワインをつくるワイナリーは山梨県に複数あるが、甲斐市では敷島醸造だけだという。Ugadell Designは同じ甲斐市を拠点とするデザインオフィスで、2016年には乾きやすいハイスペックマグカップDrieasyでグッドデザイン賞を受賞している。
今回、この2つの企業がコラボレーションし、甲斐市のふるさと納税返礼品としてDrieasy-wineを提供する。ふるさと納税として2万円以上を寄付すると、一升瓶ワイン1本とDrieasyマグカップ2個のセットが返礼品として選ぶことができる。ワインは、「昇仙峡」の赤白、白ワイン「甲州」の3種類が用意されている。
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