2015年12月

2015年カリフォルニアワインには期待が持てそう? 収穫量減もぶどうの出来は上々

   

カリフォルニアでは9月上旬からワイン用ぶどうの収穫が最盛期を迎えた。カリフォルニアのワイン用ぶどうは干ばつの影響を受け、収穫が30%減少したものの、凝縮感のある果実に恵まれた。2015年のカリフォルニアワインには期待が持てそうだ。

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Wine-Searcherに掲載されたレポートによると、2015年は生育期間中の天候に恵まれ、カリフォルニア史上最も早い収穫となった。一方、収穫量は前年よりも30%減となる見込みだ。カリフォルニアでは深刻な干ばつが4年間続いており、今年は収穫期と収穫量の両方に、その影響が顕著に現れた格好だ。

そんな中でワイン農家らに朗報となったのは、成長が早かったことで、恵まれた天候の中で十分に成熟したブドウを収穫できたことだ。

春先からぶどう樹の発芽が早く、あらゆる段階で例年よりも早く成長していたため、今年の収穫時期が早まることは随分前から予想されていた。

収穫の開始時期は、基本的には各農家がぶどうの成熟度に基づいて決めるが、その前後の天候予測も重要なポイントになる。雨が降ると収穫できなくなるので、未熟な状態でもやむを得ず収穫する、あるいは収穫作業の中断を余儀なくされるなどのリスクは常につきまとう。

また、ぶどうは雨に弱いため、収穫直前に雨に降られると、果実に病気や腐敗が発生する可能性もある。毎年この時期は台風やエルニーニョ現象による大雨が懸念されるが、今年は晴れた暖かい日が続き、最高気温が38℃に達する地域もあったという。

肝心のぶどうの質だが、乾燥によって糖度の高まった凝縮感が強い果実になったため、2015年のカリフォルニアワインには期待が持てそうだ。

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。