2019年06月

樽熟成中のワインを一足先に! 「ボルドープリムール試飲会」東京・大阪で開催

酒・食品類などの販売を手掛ける徳岡は、ボルドーワインを一足早くテイスティングできる「ボルドープリムール試飲会」を東京・大阪で開催する。フランス・ボルドー地方で開催される独自の商習慣で、日本では唯一の試飲会になるという。東京では2019年6月27日に、大阪では同月28日に開催される。

「ボルドープリムール」とは、生産したワインの一部を“樽熟成中”の状態で販売する、ボルドー独自の習慣だ。通常ワインは、仕込みをしてから2年ほど熟成させ、その後輸入業者や問屋、小売店などを介して消費者の手元に届けられる。ボルドープリムールは、熟成が終わっていない状態で試飲・購入するという、いわゆる先物買いだ。購入したワインは、熟成が終わるおよそ2年後に手元に届けられる。

ボルドーでは、毎年4月初旬に“プリムールウィーク”と呼ばれる期間が設けられ、各シャトーなどで試飲会が行われる。プリムールの対象となるのは、前年秋に収穫したぶどうでつくられたワインで、“シャトーもの”といわれる高級ワインが多い。これを試飲することで、ワインの評論家やバイヤーはそのワインの先行きを予想したり、買い付けをしたりする。

徳岡が主催するボルドープリムール試飲会の会場は、東京が「青山 セントグレース大聖堂」(港区)、大阪が「ホテルモントレ大阪」(大阪市北区)となる。会費は両会場とも5000円で、事前にチケットを購入する必要がある。なお、来場者には、シャンパン1杯がサービスされる。

<関連リンク>
2018年度ボルドープリムール試飲会

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。