2020年06月

日本で唯一、塩尻駅ホームのぶどう園でワイン用ぶどうの誘引結束・芽欠き作業を実施

塩尻市観光協会は2020年5月29日、JR塩尻駅ホームで栽培しているメルローの誘引結束と芽欠き作業を実施した。市内のぶどう農家の指導のもと、JR職員と観光協会員、市民ボランティアが参加し、秋の収穫に向けて作業を行った。

JR塩尻駅は、日本で唯一、駅構内でぶどうを栽培している駅だ。長野県塩尻市は日本でも有数のぶどう産地として知られる。特に、中北部の桔梗ケ原は質の高いぶどうが収穫できるため、多くのワイナリーが集まっている。そんな塩尻市の名産品であるぶどうをPRするため、1988年よりJR塩尻駅のホーム上で、メルローとナイアガラを栽培している。

3、4番線ホーム上で栽培しているぶどうは、収穫されてワインになる。例年ボランティアとともに栽培作業を行っているが、今回の誘引結束・芽欠き作業は、今年初の作業になるという。風通しが良くなるよう、青々と茂っていた葉は適度に間引かれ、間から青空がのぞくようになった。メルローは小さな果実を実らせ、収穫の秋に向けて、着実に準備が進んでいるようだ。

ホーム上のぶどうの様子は、今後も公式SNSアカウントや公式サイトを通じて発信される。また、同年8月には、昨年収穫したメルローで醸造したワインが発売される予定だ。

<関連リンク>
日本国内で唯一「ワイン用ぶどう」が育つ駅! 塩尻駅ホームで栽培されるメルローの誘引結束、芽欠き作業を行います

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。