2021年10月

日本酒蔵の杜氏が手掛けるシードル「CIDRE RonRon Prototype」4種を発売

山陽盃酒造は2021年10月4日、リンゴを使ったシードル「CIDRE RonRon Prototype」を発売した。優れた醸造技術と発酵への知識を持つ杜氏が手掛けた、「きょうかい酵母清酒用1801号」「無濾過」「高アルコール」「アメリカンホワイトオーク」など4タイプのシードルを提供する。

兵庫県宍粟市に位置する山陽盃酒造は、創業1837年(天保8年)の歴史ある酒蔵だ。2018年に発生した酒造の火災をきっかけに、「兵庫県の多様な素晴らしさを知ってもらいたい」と考え、「CIDRE RonRon(シードルロンロン)」を開発したという。現在は、「セミスイート」「ドライ」の2種を販売しているが、個性ある味わいを追求するための実験的な商品として「Prototype(プロトタイプ)」を発売する。

「CIDRE RonRon Prototype きょうかい酵母清酒用1801号」は、現行商品とは異なる日本酒用酵母「きょうかい901」を使用。パイナップルのような香りを生む酵母を使用することで、通常とは異なった香りが生まれている。「同 無濾過」は、その名の通り無ろ過で仕上げ、ピュアな味わいを楽しめる爽やかなシードルだ。

「同 高アルコール」は、アルコール度数を11%まで高めており、そのまま飲むのはもちろん、ソーダやトニックウォーターで割るのにも向いている。「同 アメリカンホワイトオーク」は、樽で熟成して甘い香りを付けたタイプで、より奥行きが楽しめる1本に仕上がっている。

公式ECサイトから購入が可能で、「CIDRE RonRon」4本セットがフルボトル9900円、ハーフボトル6600円。他に、現行商品も含めた6本セットも用意している。

<関連リンク>
日本酒蔵の杜氏がつくるりんごのお酒の新商品「CIDRE RonRon(シードルロンロン)Prototype(プロトタイプ)」が2021年10月4日(月)にECサイトで販売開始。

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。