2022年06月

第4回「GI長野」認定ワイン発表、2022年度は39品が認定

長野県原産地呼称管理委員会は2022年5月27日、「第40回ワイン(GI長野第4回)・第30回シードル(長野県原産地呼称管理制度)」の官能審査委員会を開催し、39品のワイン(GI長野13品、GI長野プレミアム26品)と1品のシードルを認定した。今回の認定により、ワインは述べ1486品、シードルは116品が認定品となった。

長野県は2002年度に、より高い品質の農産物や農産物加工品を提供することで生産情報を消費者へ開示し、その信頼を得ながら地域振興を図るため、県独自の「長野県原産地呼称管理制度」を創設。2003年度にはワインと日本酒の認定をスタートし、2004年度に米と焼酎、2007年度にシードルの認定を開始した。2021年度には、長野県産のワインと清酒が国税庁から「GI長野」として新たに指定を受けた。

GIとは、「Geographical Indication(酒類の地理的表示)」の略で、ある特定の産地ならではの特性が確立されている場合に、当該産地内で生産され、生産基準を満たした商品だけがその産地名(地域ブランド)を独占的に名乗ることができる制度だ。これに認定されたことで、長野県原産地呼称管理制度の考え方を引き継ぎつつ、GIの基準を満たした商品は「GI長野」として発信できるようになった。

なお、今回の認定ワイン・シードルは下記となる。ワインは、より厳しい基準を満たした26品が「GI長野プレミアム」に認定されている。

<GI長野プレミアム認定ワイン>

●楠わいなりー
「シャルドネ樽熟成 2019 JVA」
「日滝原 2021」
●マンズワイン 小諸ワイナリー
「マンズワイン 千曲川 ブラン 2020」
●たかやしろファーム
「シャルドネ Barrel Aged 2018」
●井筒ワイン
「井筒ワイン シャルドネ 2021」
「井筒ワイン シャルドネ [樽熟] 2021」
「井筒ワイン メルロー [樽熟] 2020/イヅツワイン ゴールド 赤 2020」
「井筒ワイン カベルネ・ソーヴィニヨン [樽熟] 2020」
「イヅツワイン シャトーイヅツ 2020」
「井筒ワイン マスカット・ベリーA [樽熟] 2018」
●林農園
「エステートゴイチ シャルドネ 2021」
「エステートゴイチ 龍眼 2021」
「エステートゴイチ メルロ ロゼ 2021」
●メルシャン シャトー・メルシャン椀子ワイナリー
「シャトー・メルシャン 椀子プティ・ヴェルド ロゼ 2021」
「シャトー・メルシャン 椀子カベルネ・フラン ロゼ 2021」
「シャトー・メルシャン 椀子カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ 2021」
「シャトー・メルシャン 椀子シラー ロゼ 2021」
「シャトー・メルシャン 椀子 ロゼ 2021」
●アルプス
「Musée du Vin 松本平ブラッククイーン 2021/信州ワイン 松本平ブラッククイーン 2021」
「Musée du Vin 信州プレミアムコンコード 2021」
「Musée du Vin 信州プレミアムナイアガラ 2021」
「Musée du Vinマエストロ 塩尻シラー 2021」
「Musée du Vinエトワール 塩尻ソーヴィニヨンブラン(ナイトハーベスト)2021」
「Musée du Vin 塩尻マスカットベーリーA 2020」
●サントリーワインインターナショナル 塩尻ワイナリー
未公表
未公表

<GI長野認定ワイン>

●VINVIE
「編(とじいと) 2021」
「VINVIE Blanc シャルドネ 2021」
●楠わいなりー
「ソーヴィニオン・ブラン 2021」
●日本ワイン農業研究所
「コトー・デ・シェヴレット シャルドネ 2021(いざわの畑)」
●マンズワイン 小諸ワイナリー
「マンズワイン 千曲川 ルージュ 2020」
●たかやしろファーム
「リースリング 2019」
「ケルナー 2019」
「カベルネソーヴィニヨン HIRAOKA 2018」
「プレミアムメルロー 2018」
「テロワール アートルージュ 2020」
●井筒ワイン
「井筒ワイン カベルネ・フラン 2021」
●林農園
「エステートゴイチ カベルネ・メルロ 2020」
「塩尻 甲州 2021」

<認定シードル>

●たてしなップルワイナリー
「たてしなップルシードル フェルミエ」

<関連リンク>
GI長野 第4回認定ワイン発表

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About the author /  tomo

量販店の販売員、製造メーカーの設計部を経て、フリーライターに転身。ゆっくりお酒を飲みながら愛猫と戯れる夜のひと時に幸せを感じている。