2022年02月

メルシャン「フランジア」「フロンテラ」のパッケージを軽量化、環境負荷を低減

   

メルシャンは2022年1月24日、「フランジア」と「フロンテラ」の一部リニューアルを発表した。計5種の外箱や内袋の資材を約25%軽量化し、環境負荷を軽減する。

「フランジア」は、世界でもトップクラスの販売量を誇る。1906年にワイナリーを設立し、禁酒法による苦難の時代を乗り越え、100年以上にわたってワインづくりを続けている。チリワインの「フロンテラ」は、イギリスの酒類専門誌『ドリンクス・インターナショナル(Drinks International)』が発表する「世界で最も称賛されるワインブランド」を複数回、受賞している。

リニューアルは、「フランジア」(赤、白、ダークレッド)のバッグ・イン・ボックスと、「フロンテラ」(カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ)のワインフレッシュサーバーの計5種が対象となる。いずれも箱に内袋が入ったバッグ・イン・ボックスを採用しており、リニューアルでは外箱を現状より一回り小さくし、内袋の包材を変更した。なお、冷蔵庫での保管のしやすさを考慮し、外箱は500ml缶と同じ高さに揃えている。

バッグ・イン・ボックスは、廃棄や輸送の際にCO2排出が少なく、環境にも優しい包装容器だ。今回、外箱・内箱とも約25%軽量化したことで、年間約31トン(2021年販売実績に基づく)の紙資源の削減が可能になるという。また、従来のねじ式コックから、液垂れしにくいプッシュ式コックへと変更した。

リニューアル品は、同年3月以降に、順次切り替えて提供する予定だ。

<関連リンク>
「フランジア」バッグ・イン・ボックス 赤/白/ダークレッド 「フロンテラ」ワインフレッシュサーバー カベルネ・ソーヴィニヨン/シャルドネ商品のパッケージをフルリニューアル

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。