成城石井は、2018年に創立90年を迎えた老舗スーパー。腕利きのバイヤーが選び抜いた良質な海外食材の多くを、なんと自社で輸入。バラエティに富み、魅力あふれる売り場を構成している。
気の利いた食材が揃う成城石井だが、ワイン売り場への注力もハンパない。ローソン・グループに加入し、全国規模で販売できるスケールメリットを生かし、日常的な価格設定で良質なワインを販売している。
そんな成城石井のワイン売り場から、ハイコスパでクオリティが高く、初夏の料理に合わせやすい「さっぱり系」白ワインを3本セレクトした。
クイーン モン・ペラ ブラン
産地:フランス/ボルドー
特徴:まずは、何を差し置いてもこのワインがおすすめ。こちらはワインマンガ「神の雫」に取り上げられて爆発的な人気となったつくり手の「シャトー・モン・ペラ」と、成城石井とのコラボ商品だ。
ぶどう品種はソーヴィニヨン・ブランとセミヨンが主体。グレープフルーツなどのシトラス系のアロマが特徴的だ。
味わいは爽やかで、よく冷やして飲みたい1本。
合わせたい料理:ハーブを使った前菜、魚介類
参考価格:1990円(税抜)
シルレ テール・ブランシュ
産地:フランス/ガスコーニュ
特徴:近年、日本でも注目度が上がっているフランス南西部・ガスコーニュ地方のワインだ。
このあたりでよく使われるグロ・マンサンとソーヴィニヨン・ブランをブレンドした。ミネラル感があって爽やか、かつトロピカルな風味もある。ソーヴィニヨン・ブラン単体よりも多様な料理に合わせやすい。
合わせたい料理:サーモンのムニエル、ラタトゥイユなどトマト料理
参考価格:1790円(税抜)
ルピ・レアリ トレッビアーノ・ダブルッツォ
産地:イタリア/アブルッツォ
特徴:ルピ・レアリはアブルッツォ州ポポリ国立公園の中にあるワイナリー。著名な醸造家カルロ・フェリーニ氏がコンサルタントを務める。オーガニック認証を取得している。
ルピ・レアリとは「本物の狼」という意味で、狼があしらわれたラベルが印象的だ。
こちらの白ワインは、爽やかなトレッビアーノ種を使い、はつらつとした酸、さっぱりと透明感のある中に凝縮された味わいがある。
少し温度を上げつつ、味の変化を楽しみたい。
合わせたい料理:レモンを利かせた前菜、魚介料理
参考価格:1490円(税抜)