2019年3月14日、カリフォルニアワイン協会(CWI)が主催する、プロ向け試飲会「カリフォルニアワイン スプリング・テイスティング2019」がホテル雅叙園東京(東京都目黒区)で行われた。インポーター43社が参加し、会場に集まった600種類以上のワインの中から、注目すべきワイナリーをご紹介したい。
ワイナリーの紹介
オーク・リッジ・ワイナリー
生産地:カリフォルニア州ローダイ
特徴:ローダイで80年以上の歴史を持つワイナリー。現在、世界で最も広いジンファンデルの畑を持つことでも知られる。近年、ワイナリーの大規模なリノベーションを実施。新しい醸造設備を導入したり、腕利きの醸造家を招き入れるなど積極的な改革に取り組み、国際的なワインコンクールで受賞するなど、その評価を高めている。
今回ご紹介する「オールド・ソウル」は、 “古い魂”という名の通り、オーク・リッジの古いぶどうの樹のことを指す。古樹から収穫するぶどうは、均等に熟し、複雑な風味を特徴とする。
おすすめワイン
オールド・ソウル シャルドネ
ぶどう品種:シャルドネ
特徴:トロピカルな香りとシトラスのニュアンスが感じられるシャルドネ。適度な樽香が複雑味を与え、ふくよかなボディと美しい酸が特徴的。エレガントな味わいだ。
参考価格:2800円
オールド・ソウル オールド・ヴァイン・ジンファンデル
ぶどう品種:ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・シラー
特徴:カリフォルニア州ローダイを代表するぶどう品種ジンファンデルをメインに使用。フレッシュな果実味と凝縮感のある味わいのバランスが秀逸なワイン。樹齢50~100年の古樹特有の、奥行きが生かされている。
参考価格:2800円
オールド・ソウル カベルネ・ソーヴィニヨン
ぶどう品種: カベルネ・ソーヴィニヨン、ジンファンデル、プティ・シラー
特徴:熟したチェリーのジャムのような果実感は、カリフォルニアらしい味わい。ドライフルーツやバニラ香も感じられ、タンニンはしなやかで優しい。しっかりしているが飲みやすく、使いやすい1本。
参考価格:2800円