コラム

ボルドーの名手「ドゥルト」がつくる、とことんバリューなワインたち ~ ボルドーワイン大試飲会で見つけたおいしいワイン

2019年4月24日、ザ・ストリングス表参道にて「バリューボルドー2019」のプレス向け発表会が開催された。
会場には、今回バリューボルドーを受賞した100種類のワインのほか、受賞は逃したもののコスパの良いボルドーワインがずらり。興味深いブースをいくつか回り、オススメのワインを選んでいただいたので、ご紹介していこう。

キリン

ドゥルト bボルドー・ブラン(バリューボルドー受賞)

作り手:ドゥルト
品種:セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル
特徴:ドゥルトは1840年に創業したボルドーの名門ネゴシアンであり、かつ9つのシャトーを持つワイナリー。彼らの作るワインはフランスの多くのレストランに採用されている。
この「bボルドー」は、同社が「ボルドーらしい絶妙のバランス」を追求し、作られたワインだ。爽やかで穏やか、同時にキレもある爽快な白。
参考価格:1,070円

ドゥルト ボー・メーヌ ブラン(バリューボルドー受賞)

作り手:ドゥルト
品種:ソーヴィニヨン・ブラン
特徴:手頃な価格ながら、ボルドーらしさをしっかり味わえる白。ソーヴィニヨン・ブランをシュール・リー製法(オリ引きせず、上澄みだけを瓶詰めする)で醸造し、フレッシュで透明感のある味わいに仕上げた。余韻は長く、前菜系から鶏肉など多様な料理に合わせやすい。
参考価格:1,550円

ドゥルト ボー・メーヌ ルージュ

作り手:ドゥルト
品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン
特徴:この「ボー・メーヌ」は1979年に初めてリリースされ、フランス国内外のレストランで多く使われる、プロの好むベストセラーワインだ。しっかりとした果実味、奥行きとコク。メルロー主体のため、味わいは優しくタンニンは穏やか。ボリューム感があるため、肉料理全般に合わせたい。
参考価格:1,550円

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About the author /  Yayoi Ozawa
Yayoi Ozawa

フランス料理店経営ののち、ワインとグルメ、音楽を専門とするライターへ転身