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2019年4月、「バリューボルドー2019」のプレス向け発表会が、ザ・ストリングス表参道にて行われた。
会場には、今回バリューボルドーを受賞したワインのほか、受賞は逃したもののコスパの良いボルドーワインがずらりと並ぶ。興味深いブースを訪ねて、オススメのワインを選んでいただいたので、ご紹介したい。
サントリー
バロン・ド・レスタック 白 （バリューボルドー受賞）
作り手：カステル
品種：ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン
特徴：今やヨーロッパを代表するワイン・グループのカステル社は1949年に創業。創業者ピエール・カステルは、そのときまだ10代だった。ボルドーワインを世界の人に飲んでもらうためには、高いワインというイメージを払拭することが必要だと感じていたピエールは1986年、ついにこれぞというワインを作り出す。ワイン名にある「LESTAC」は、カステルの文字を逆さにした造語だ。ピエールの熱き願いどおり、「バロン・ド・レスタック」は今では世界中で飲まれるようになった。チャレンジ・インターナショナル デュ ヴァン2012金賞を受賞したこのワインは、ほどよく効いた樽香が心地よく、穏やかさとフレッシュさをあわせ持つ。
参考価格：1,330円
ブレサック ボルドー 白 （バリューボルドー受賞）
作り手：カステル
品種：ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン
特徴：「飲みやすく、ボルドースタイルを崩さない」をテーマにしたブレサックの白も、バリューボルドーに選ばれた。ブレサックとは、ボルドーのワイン銘醸地をイメージしてつけられた、架空の地名。味わいは、レスタックとは全く異なる爽やかさ、軽やかさを追求している。この価格帯には珍しく1本1本にシリアルナンバーが振られ、ワインの質への自信が感じられる。
参考価格：1,010円
ブレサック ボルドー 赤
作り手：カステル
品種：メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン
特徴：この赤ワインは、ヴィナリ国際ワインコンクール2007で銀賞を受賞。果実味がふわっと広がり、その後、スパイス感が感じられる。白と同じく爽やかでフレッシュな味を追求しながら、適度にボリュームもあり、幅広い料理に合わせやすそうだ。
参考価格：1,010円
バルトン＆ゲスティエ グラーヴ （バリューボルドー受賞）
作り手：バルトン＆ゲスティエ
品種：ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン
特徴：ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンの２種類を、ちょうど半々ずつ使用したワイン。バルトン＆ゲスティエ社は1725年創業という老舗中の老舗ネゴシアン。熟したソーヴィニヨン・ブラン、力強さのあるセミヨンがほどよく調和し、フレッシュな味わいに仕上がっている。
参考価格：1,820円
