コラム

グレート・ヴィンテージに生まれたすばらしいワインたち ~ ボルドーワイン大試飲会で見つけたおいしいワイン

2019年4月24日、ザ・ストリングス表参道にて「バリューボルドー2019」のプレス向け発表会が開催された。
会場には、今回バリューボルドーを受賞した100種類のワインのほか、受賞は逃したもののコスパの良いボルドーワインがずらり。興味深いブースをいくつか取り上げ、オススメのワインを選んでいただいたので、ご紹介していこう。

アンフィニー

シャトー・ベルトー・キュヴェ・プレスティージュ 2009 (バリューボルドー受賞)

作り手:シャトー・ベルトー
品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン
特徴:ガロンヌ川右岸、カディヤック・コート・ド・ボルドーの赤。今回受賞したのは良質な2009年ヴィンテージで、10年を超え、さらなる熟成の可能性がある。濃い色の外観、芳醇な果実の香り。濃厚で骨格のあるボディが特徴で、若いうちからも飲める。
参考価格:2,500円

シャトー・ド・カルルマニュス 2015

作り手:シャトー・ド・カルルマニュス
品種:メルロー
特徴:祖父からぶどう作りを受け継ぎ、フロンサックのもっとも恵まれた条件の土壌を分析したアルノー・ルー・ウリエ氏。その結果、土壌の良さをもっとも活かせるのはメルロー100%のワインと判断した。彼の生み出したこのワインは、凝縮した果実味と香りから「フロンサックのペトリュス」と呼ばれるほどの高評価を得ている。ワイン・スペクテイター誌91点獲得。
参考価格:4,000円

クロ・デ・リタニ 2015

作り手:ジャヌエックス・ファミリー
品種:メルロー
特徴:「部長 島耕作」や「ワイナート」「ブルータス」などで取り上げられ、大人気となったワイン。2015年はポムロールの当たり年と言われ、グレート・ヴィンテージと言われた2009年、2010年ヴィンテージ以来の高評価を得ている。年間4樽しか作られないこのワインは、平均樹齢60年の古樹から採れたメルローを100%使用している。
豊かな複雑味にしっかりとしたボディ、チャーミングな果実味としなやかなタンニンが楽しめる。
参考価格:8,000円

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About the author /  Yayoi Ozawa
Yayoi Ozawa

フランス料理店経営ののち、ワインとグルメ、音楽を専門とするライターへ転身