2019年5月9日、グローバルが主催するワインと洋酒の試飲イベント「WINE TOKYO 2019」がTRC東京流通センター(東京都大田区)で開催された。
イベントには90社のワイン・洋酒メーカー、インポーターが参加し、1000種類以上ものアイテムが出品された。今回はその中から、「オペレーションファクトリー」のおすすめワインを紹介する。
アバダル(スペイン)
「アバダル」は、800年以上もの歴史を持つ「ロケタ・オリヘン」が1983年に創設したワイナリー。“カタルーニャでしかつくれない最高品質のワイン” を合言葉にワインづくりを続け、2014年には「世界で最も賞賛されるワインブランドTOP50」で24位にランクインするという快挙を成し遂げた。
アバダル ピカポル
生産地:スペイン カタルーニャ
品種:ピカポル
特徴:このワインに使われるピカポルは、絶滅の危機から復活を遂げた貴重なぶどう品種だ。グレープフルーツやパイナップル、ライム、ハチミツのような芳香が混じり合い、豊かな果実味とシャープな酸味が味わえる。ブリュッセル国際ワインコンクール金賞、ジルベール&ガイヤールコンクール金賞受賞。
アバダル ロザート
生産地:スペイン カタルーニャ
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、スモル
特徴:カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、しっかりとしたボディと程よいタンニンのあるロゼは、ドライで辛口ながらタパス系全般から肉料理まで合わせられる秀逸な1本。ベリー系の果実味が豊かに感じられる。
アバダル 5メルロー
生産地:スペイン カタルーニャ
品種:メルロー
特徴:多くの高評価を得て、アバダルの代名詞の1つともなった「5(シンコ)」。世界5カ所の銘醸地から集めたメルローのクローンを、それぞれ醸造・ブレンドした意欲作だ。赤い果実とユーカリのような爽やかな香り、その他にも森や自然を感じさせる香りが入り混じり、ゆったりと広がる。「アバダル ピカポル」とともに、伝説的レストラン「エルブジ」(現在は閉店)のリストにも載り、その名声を一気に高めた。
カヴァズヒル(スペイン)
1887年設立の老舗ワイナリーで、その起源は350年以上もさかのぼるという。スペイン国内でその名に「カヴァ(CAVA)」の文字使用が許された、わずか3社のうちの1社だ。
カステルロック
生産地:スペイン カタルーニャ
品種:チャレロ、マカベオ、パレリャーダ
特徴:スペインの発泡ワインといえばカヴァだが、乾杯などによく使われるカヴァの命は泡。このカステルロックは、生き生きとした泡がなんと5時間も楽しめるため、飲食店を中心に人気が高い。程よいボリューム感とエレガントなキレ、ライムや青リンゴといった爽やかな香りが食欲をかき立てる。