コラム

イタリアの固有品種を使ったワインのつくり手「マッセリア・アルテムラ」 ~WINE TOKYO 2019のおすすめワイン

2019年5月9日、グローバルが主催するワインと洋酒の試飲イベント「WINE TOKYO 2019」がTRC東京流通センター(東京都大田区)で開催された。
イベントには90社のワイン・洋酒メーカー、インポーターが参加し、1000種類以上ものアイテムが出品された。今回はその中から、イタリアワインなどの輸入販売を手掛ける「ティーアイトレーディング」のおすすめワインを紹介する。

マッセリア・アルテムラ(イタリア)

オリーブの生産地で知られるプーリア州にあるワイナリー。サレント半島の中心に位置し、300haの農場を所有する。そのうち約150haがぶどう畑となっており、イタリアの固有品種をメインに栽培し、赤・白・ロゼなどさまざまなワインを醸造している。

ロザマロ

生産地:イタリア プーリア
品種:ネグロアマーロ
特徴:暑い季節にきゅっと冷やして飲みたい、爽やかなロゼ・スパークリング。プーリア州では、ネグロアマーロだけを使用したロゼの発泡ワインは革新的な試みとのことで、つくり手の熱心な思いがワインの名に込められている。リンゴや赤果実の香り、口当たりは柔らかで、とても飲みやすい。最初の1杯のみならず、食事中も楽しめる1本だ。
参考価格:1790円

アプロ・ビアンコ

生産地:イタリア プーリア
品種:フィアーノ、シャルドネ
特徴:かわいらしいフォントが目を引くラベル。外観は緑がかった麦わら色。グレープフルーツやモモ、ライムなどが入り混じった爽やかで魅力的な香り。はつらつとした果実味、きれいな酸、そしてエキゾチックなニュアンスもある。澱(おり)引きをせずに熟成させるため、繊細さが際立つ白ワインだ。甲殻類や鶏肉などにおすすめ。
参考価格:1400円

アプロ・ロッソ

生産地:イタリア プーリア
品種:プリミティーヴォ、ネグロアマーロ
特徴:プーリアを中心に栽培されているプリミティーヴォ(アメリカではジンファンデルと呼ばれる)を75%使用した赤ワイン。深いルビー色の外観、熟成した果実の香りがかぐわしい。辛口で、しっかりとした骨格があるため、赤身肉の料理や熟成の進んだチーズなどに合わせられる。高いクオリティを持ちながら、手頃な価格で楽しめる。
参考価格:1400円

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About the author /  Yayoi Ozawa
Yayoi Ozawa

フランス料理店経営ののち、ワインとグルメ、音楽を専門とするライターへ転身