INDEX
- ラブレ・ロワ ボジョレー・ヌーボー リッチ・プレス
- ラブレ・ロワ 令和元年ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー byブリジット・プッツ&久野靖子
- ラブレ・ロワ ボジョレー・ヌーボー「百年の葡萄の樹」byシャトー・ド・セルシー
- アルベール・ビショー ボジョレー・ ヌーボー
- アルベール・ビショー ボジョレー・ ヴィラージュ・ヌーボー
- ジョルジュ・デュブッフ ボジョレー・ヌーボー
- アンリ・フェッシ ボジョレー・ヌーボー
- オマージュ・ア・アンリ・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー
- ルロワ ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール
- ルイ・ジャド ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール
- タイユヴァン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー・ヴィエイユ・ヴィーニュ
- ジル・ド・ラモア ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー・ゴールド
- ルー・ペール・エ・フィス ボジョレー・ヌーボー
- カーヴ・ド・ジュリエナス ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー
- シャルル・ドラピエ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー スペシャル・キュヴェ
- シャトー・ド・ラ・リゴディエル ボジョレー・ヌーボー
- ドメーヌ・ド・ラ・プラス ボジョレー・ヌーボー
- ロべール・サルー ボジョレー・ヌーボー
11月の第3木曜日と言えば、クリスマスやハロウィーンのように一大イベントとなりつつあるボジョレー・ヌーボーの解禁日だ。今年(2019年)のボジョレー・ヌーボーの解禁日は11月21日。いよいよ来週、その日を迎えることになる。
春先の霜に、夏場の熱波と雹。2019年、ボジョレー地区はこれらによる被害に苦しんだ。そのため、例年と比べて収穫量は減ったものの、ぶどうの出来栄えは良かったという。今回は、各社が自信をもって薦めるボジョレー・ヌーボーを紹介しようと思う。
ラブレ・ロワ ボジョレー・ヌーボー リッチ・プレス
ラブレ・ロワ ボジョレー・ヌーボー リッチ・プレスは昨年(2018年)、計画数の2倍が売れた人気のヌーボーだ。約15%しか取れないプレス果汁だけでつくられていて、凝縮感を十分に楽しめる。美しい花をあしらったラベルは、青山フラワーマーケットとのコラボによるものだ。ブルゴーニュのネゴシアンであるラブレ・ロワ社のボジョレー・ヌーボーは、サッポロビールから16種類が販売される。
ラブレ・ロワ 令和元年ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー byブリジット・プッツ&久野靖子
このヌーボーも、サッポロビールから発売されるラブレ・ロワ社のもので、今年の新商品。日本人向けにブレンドされている。日本を代表する女性醸造家の久野靖子氏がボジョレーに行き、ラブレ・ロワ社の女性醸造責任者ブリジット・プッツ氏とともにつくりあげた。ボジョレー地方の伝統的なポーボトルを使用していて、内容量は500mlとなっている。ラベルには、西暦の代わりに「令和元年」と印刷されている。これは、令和で最初のヴィンテージとなることを記念したものだ。
ラブレ・ロワ ボジョレー・ヌーボー「百年の葡萄の樹」byシャトー・ド・セルシー
ラブレ・ロワ社のヌーボーをもう1つ。ボジョレー地区では非常に少ない「シャトー」呼称が許された伝統あるドメーヌ、シャトー・ド・セルシーが産した「百年の葡萄の樹」だ。数量限定のこのヌーボーは、豊かな果実味と新酒の新鮮さ、濃縮感を持ち合わせている。
アルベール・ビショー ボジョレー・ ヌーボー
2010年のトロフィー・リヨン・ボジョレー・ヌーボーで大金賞を受賞した、アルベール・ビショー社のボジョレー・ヌーボー。いちごやラズベリーを感じさせる果実香と軽い口当たりが特徴的。
アルベール・ビショー社は、1831年に創立された歴史あるブルゴーニュのネゴシアン。同社のボジョレー・ヌーボーは、キリンビールから、ノンフィルターや酸化防止剤無添加など個性的なワインを含む、赤や白、ロゼが複数販売される。
アルベール・ビショー ボジョレー・ ヴィラージュ・ヌーボー
アルベール・ビショー社のボジョレー・ヌーボーで、ワンランク上のワインを飲むなら、このボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーがお勧めだ。2017年のトロフィー・リヨン・ボジョレー・ヌーボーで金賞を受賞している。豊かな果実香と柔らかなタンニン、凝縮感を楽しめる。
ジョルジュ・デュブッフ ボジョレー・ヌーボー
「ボジョレーの帝王」の異名を持つジョルジュ・デュブッフ氏。彼のボジョレー・ヌーボは、2002年から毎年、リヨン・ボジョレー・ヌーボー ワインコンクールで賞を受賞している。美しい花々が目を引くラベルは、ブーケをイメージしてデザインされた。
ジョルジュ・デュブッフ氏が手掛けるボジョレー・ヌーボーは、サントリーから販売される。ワンランク上のジョルジュ・デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ・ ヌーボーや甘味が特徴のジョルジュ・デュブッフ スイーツ・パーティ・ヌーボー、新発売のジョルジュ・デュブッフ ガメ・スパークリング・ヌーボーなどがある。
アンリ・フェッシ ボジョレー・ヌーボー
130年以上の歴史を持ち、ボジョレーのスペシャリストとも呼ばれるアンリ・フェッシ社のボジョレー・ヌーボー。2015、2016年と続けてリヨン・ボジョレー・ヌーボー ワインコンクールで金賞を受賞している。このボジョレー・ヌーボーは750mlのほか、375mlのハーフボトルや、大人数のパーティーなどでも楽しめる1500mlのパウチパックが販売される。新鮮なベリーの果実味と柔らかな口当たりを特徴とする。
アンリ・フェッシ社のヌーボーは、アサヒビールから、酸化防止剤無添加のボジョレー・ヌーボー・ヴァン・ナチュール キュヴェ・フェッシや、2015年のリヨン・ボジョレー ヌーボー ワインコンクールで最高金賞を受賞したアンリ・フェッシ・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーなど、16種類が販売される。
オマージュ・ア・アンリ・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー
アンリ・フェッシ社のスーパープレミアムヌーボーとも言われるボジョレー・ヌーボー。4,000本の限定発売となっている。創業者であるアンリ・フェッシへの畏敬を込めてつくられたこのボジョレー・ヌーボーには、樹齢100年の木を含む、樹齢平均80年の木から収穫したぶどうが使用されている。古木になると1本からとれる果実の量は少なくなるが、香りや味が濃く品質の高いぶどうとなるため、希少かつ高品質なワインがつくられる。オマージュ・ア・アンリ・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーも、濃厚で複雑味を持った品質の高いワインに仕上がっている。
ルロワ ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール
世界で最も優れたワインメーカーの1つに数えられ「ブルゴーニュの至宝」の異名を持つルロワが産するボジョレー・ヌーボー。優れたテイスティング能力を持ち、完璧主義者として知られるマダム・ルロワが手掛けるボジョレー・ヌーボーには、ヌーボーの域を超えた濃密さとエレガントさがあると評されている。
ルイ・ジャド ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール
ブルゴーニュを代表するワインメーカーであり、「ブルゴーニュの巨匠」とも呼ばれるルイ・ジャドが産するワンランク上のボジョレー・ヌーボー。フレッシュさとリッチさを兼ね備えている。
ルイ・ジャドでは、ボジョレー・ヌーボーも、新鮮さだけでなく、深みのある味わいやしっかりした骨格を持つべきだと考えている。そのため、ヌーボーを大量生産せずに必要量だけ生産している。
タイユヴァン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー・ヴィエイユ・ヴィーニュ
優雅さと重厚さを兼ね備えた、パリで最も予約の難しいレストランの1つ「タイユヴァン」。料理やサービスだけでなくワインのセレクションも最高峰と評価されているタイユヴァンがセレクトしたのが、このボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー・ヴィエイユ・ヴィーニュだ。
「ヴィエイユ・ヴィーニュ」は、フランス語で「樹齢の高いぶどう樹」を表し、このヌーボーは、その名の通り、樹齢50年のぶどうを使用してつくられている。エノテカで、毎年ボジョレー・ヌーボーの人気ナンバーワンを誇るワインだという。
このほか、厳選したぶどうからつくられるタイユヴァン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー・プレミアム・レゼルヴや最高級のタイユヴァン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー・ラ・グランド・キュヴェ、白やロゼのボジョレー・ヌーボーもある。
ジル・ド・ラモア ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー・ゴールド
丁寧な醸造でバランスのとれたワインを産するジル・ド・ラモア社のボジョレー・ヌーボー。バランスが良く品質の高い同社のワインは、豪華客船でもサーヴされている。このボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー・ゴールドは、樹齢50~55年の木から収穫したぶどうを使用してつくられている。ゴールドのボトルに入った、見た目もゴージャスなこのボジョレー・ヌーボーは、非常に人気が高い。
ルー・ペール・エ・フィス ボジョレー・ヌーボー
1885年に創業し130年以上の歴史を持つルー・ペール・エ・フィスは、土壌を大切にしたワインづくりをしている。同ドメーヌのワインは、英国航空のファーストクラスをはじめ、各国航空会社のビジネスクラスで採用実績がある。
ルー・ペール・エ・フィスが産する高品質なワイン同様、このボジョレー・ヌーボーも、果実味を十分に味わうことができる。
カーヴ・ド・ジュリエナス ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー
カーヴ・ド・ジュリエナスは2世代家族だけで経営しているドメーヌで、高品質なワインをつくっている。樹齢40年のぶどうを使ったボジョレー・ヌーボーは、熟したイチゴのような香りで、毎年人気を博している。
シャルル・ドラピエ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー スペシャル・キュヴェ
ボジョレー地区で最高品質のぶどうを産出する「クリュ・ボジョレー」のぶどうを使用してつくられたボジョレー・ヌーボー。名醸造家アラン・セルヴォー氏がセレクトした原酒を、日本を代表するソムリエである田崎真也氏がブレンドしてつくりあげた。
シャトー・ド・ラ・リゴディエル ボジョレー・ヌーボー
リヨン・ボジョレー・ヌーボー ワインコンクールで2016年、2018年に最高金賞を受賞したボジョレー・ヌーボー。果実の香りが豊かでエレガントな味わいに仕上がっている。イオンが直輸入している。
ドメーヌ・ド・ラ・プラス ボジョレー・ヌーボー
こちらもイオンが直輸入するボジョレー・ヌーボー。リヨン・ボジョレー・ヌーボー ワインコンクールで2015年に最高金賞を受賞している。果実の味わいとバランスの良さが特徴的。
このほか、イオンでは環境保全に熱心に取り組むコラン・ブリセやオリヴィエ・ラヴィエが産する自然派ワインのボジョレー・ヌーボーも直輸入している。
ロべール・サルー ボジョレー・ヌーボー
ドン・キホーテが10年連続最安値に挑戦するために549円(税抜き)で販売するヌーボー。とにかく手軽に安くヌーボーを楽しみたいという人にお勧めだ。このほか、ドン・キホーテでは、ロベール・サルー 酸化防止剤無添加ボジョレー・ヌーボーや、平均樹齢70~80年の木から収穫したぶどうを使用したヴィニュロン デ ピエール ドレラ・ローズ・プルプル ボジョレー・ヌーボーも販売している。