近年、品質が急上昇し、注目を浴びている南アフリカワイン。その試飲会が、普段は結婚式場であるパラッツォ・ドゥカーレ麻布で、2019年10月9日に開催された。
そこで試飲したワインについてレポートするのが本連載企画。第6弾となる今回も、南アフリカの素晴らしいワイナリーとそのワインをご紹介する。
ラール
2008年創業の若いワイナリー。生産量はわずか6000本だが、イギリス人ワイン評論家のティム・アトキン氏が格付け第1級に指定するなど、大きな注目を集めている。古い畑のぶどうを使用し、極上のワインを少量だけつくるのがモットーだ。
ラール・ワインズ ホワイト
生産地:スワートランド
品種:シュナンブラン、ヴェルデホ、ヴィオニエ
特徴:1種類だけつくられる、白の地中海ブレンドワイン。シュナンブランの強いミネラル感、ヴェルデホの爽やかでフローラルなニュアンスにヴィオニエ独特のエキゾチックな味わいがプラスされ、独特なバランスに仕立てられている。シーフード、アジア料理と好相性。
ラール・ワインズ グルナッシュ・ブラン
生産地:スワートランド
品種:グルナッシュ・ブラン
特徴:スワートランド随一のグルナッシュ名産地、ピケナースクルーフのグルナッシュ・ブランを使用。さまざまな果実が感じられる複雑な香りと味わいに、樽が力強さを与えている。鶏肉料理やアジア料理に合わせたい。
ラール・ワインズ サンソー
生産地:ダーリング、スワートランド
品種:サンソー
特徴:ピュアで透明感のあるサンソー。野いちごやラベンダーのような香り、プラムのような果実味に、胡椒のようなスパイス感が独特の風味を加えている。ティム・アトキン95点、ワインマグでも2年連続90点台という好評価を得ている。