コラム

Wines of Germany日本オフィス、2020年の活動計画を発表――消費者へのドイツワイン普及に力を入れる年に

Wines of Germany日本オフィスは、2020年2月19日に、日本における2020年の活動を報道各社に発表した。Wines of Germany日本オフィスは、日本でのドイツワインの普及を目的として2016年に開設され、日本におけるドイツワインの広報活動を再開。2020年で5年目を迎える。

消費者へのアプローチに力を注ぐ

活動開始から2020年で5年目を迎えるWines of Germany日本オフィス。日本市場にドイツワインを普及させるため、最初の3年間は、インポーターや小売業者に対する普及活動を行ってきた。4年目の2019年からは消費者への普及活動へと徐々に移行してきたが、5年目となる2020年は、消費者への普及に主な力を注ぐという。その柱として、消費者向けのドイツワイン・セレクション選出と認定教育プログラム「German Wine Academy」の開始が発表された。

ドイツワイン・セレクション

2020年のドイツワイン・セレクションでは、初めての試みとして、消費者向けに選出するという。ワインの品質だけでなく、ラベルのデザインも審査の対象となる。また、より多くの消費者のニーズに応えるため、価格帯ごとに選出する。選ばれたワインは、公式のSNSアカウントやウェブサイトなどで公表するだけでなく、2020年5月末から開催される消費者イベントでテイスティングする機会も提供する。

「German Wine Academy」がスタート

German Wine Academyは、新たな資格制度を認定するための教育プログラムで、「ドイツワインの現在」を広めることを目的としている。対象者はワイン教育者となっている。講師はドイツ本国から来日。ワイン教育者は講義(トレーニング)を受講した後、試験に合格すると「ドイツワインアカデミー」講座の開設が認められ、「ドイツワインの現在」を一般消費者に広める役割の一端を担う。

Wines of Germany日本オフィスの活動により、日本のワイン輸入量におけるドイツワインのシェアは2019年末時点で2%に達した。これは、同オフィスが活動を開始した2016年と比べると、およそ2倍となっている。今後は、オーガニックワインやゼクト(スパークリングワイン)などを中心に新しい銘柄を輸入、紹介するといった面からも、ドイツワインの輸入増加を目指すという。

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