日本が最もワインを輸入している国・チリ。実は2017年、日本とチリは修好120周年を迎えている。
修好120周年を迎えた2017年の10月19日、チリのワイン生産者団体「ワインズ・オブ・チリ」はチリ産スパークリングワインの試飲会を表参道WALL&WALLで開催。「Fresh Life(フレッシュライフ)」というコンセプトの下、日本でも販売されている約20種類のチリ産スパークリングワインが紹介された。
約20種類のチリ産スパークリングワイン、その一番人気は?
会場の中で、特に人気だったのは「サンタ・エマ エマ スパークリング」だ。
人気の理由をソムリエに尋ねると、シャンパンと同じ瓶内2次発酵製法を用いたチリでは珍しいプレミアムなスパークリングワインだからだという。
冷涼なレイダ・ヴァレーで育ったぶどうを使用し、18カ月の瓶内熟成を経る。長期熟成によりガスがワインへ見事に溶け込み、キメ細かいクリーミーな泡を楽しむことができる。味わいも辛口ながら、とても軽やかで秋の夜長にもぴったりの1本だ。
チリのワイン業界関係者、次のイチオシは”泡”
イベントではスパークリングワインの試飲に加え、チリの業界関係者から日本市場の現状や展望などについて、スピーチも行われた。
まずチリ共和国のエドゥアルド・フレイ元大統領が登壇。「チリ産スパークリングワインは日本におけるスター的な存在。チリのワイナリーは300社ほどが日本向けに輸出している。フランス・イタリア・スペインをしのいでチリ産のワインが日本の輸入ワイン1位になっていて、強力に成長している。ブランドも多々あり、スパークリングワインはこれからもしっかり成長していくと思う」と述べた。
続いて、チリ貿易振興局ディレクターのアレハンドロ・ブビニック氏は「ワインについてはチリが最大輸出国、スパークリングワインにおいても日本が最大市場です。質の高いワインですので、広く日本の皆様に召し上がっていただきたいと思います」と話してくれた。
また、会場ではチリワインのプロモーション映像を紹介。11月よりデジタルメディアを駆使してプロモーションを実施していくとワインズ・オブ・チリでディレクターを務めるアンジェリカ・ベレンズエラ氏から明かされた。
安旨の赤や白のチリワインを楽しんでみたことがある人は多いと思う。チリのワイン関係者がイチオシするスパークリングワイン、この機会にあなた好みの1本を探してみてほしい。