2015年06月

世界的なシャンパンメーカー・テタンジェの商品をサッポロビールが国内販売

2014年のFIFAワールドカップブラジル大会のオフィシャルシャンパンにも選ばれたことで知られる世界的なシャンパンメーカー・デタンジェの商品を、2015年9月以降、サッポロビールが国内販売することになる。


サッポロホールディングスグループのサッポロビールは2015年6月5日、シャンパンメーカーとして世界的に有名なテタンジェと販売契約を締結したと発表した。

今回の契約により2015年9月以降、テタンジェが手掛けるブランド「コント・ド・シャンパーニュ」「ブリュット レゼルヴ」「ノクターン」の各商品を、サッポロビールが国内販売することになる。

テタンジェは、フランスに本社を構える世界的なシャンパンメーカー。2014年のFIFAワールドカップブラジル大会のオフィシャルシャンパンにも選ばれた。アメリカやイギリスの他、世界約150カ国に商品を流通させている。原料となるぶどうはシャンパーニュ地方にある総面積288haもの自社畑で栽培。シャンパンの年間生産量は、約600万本(750ml換算。2014年現在)にも及ぶ。

一方、サッポロビールは近年、1500円以上となる中高級価格帯のワイン事業を強化。「高品質の追求」をテーマに掲げ、安曇野池田ヴィンヤードなどに自社畑を所有するのに加えて、契約栽培によって質の高いぶどうを確保するなどの取り組みを進めている。

今回の契約締結も、「高品質の追求」を掲げる取り組みの一環。自社が取り扱うワインブランドのポートフォリオを拡充し、中高級価格帯ワインの販売体制を強化することで、2015年のワイン売上目標とする155億円(前年比111.3%)の達成を目指すとしている。

<関連リンク>
サッポロビール(株)、テタンジェ社の戦略的パートナーシップ契約の締結について ~テタンジェ社の販売権を獲得し、拡大するシャンパン市場へ注力~

 

 

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。