宮城県の山元いちご農園が経営する「山元いちごワイナリー」が、2016年12月10日にオープンした。同時に、同農園のイチゴを100%使用した3種のワイン「苺夢(べりーむ)」「愛苺(まないちご)」「苺香(いちかおり)」を順次発売する。ワイナリー直売所や農園併設のカフェ「Berry Very Labo」で販売するほか、2017年度以降にインターネット販売も開始する。
山元いちご農園は、2011年3月に発生した東日本大震災の後、地域のイチゴ農家が集まって設立された。同農園のある宮城県山元町は東北でも随一のいちご産地で、震災後は復興に向けて複数の農家が協力し、イチゴの栽培に取り組んできた。今回発売される3種のワインは、自社農園で収穫したイチゴだけでつくられている。
スパークリングワインの「苺夢」は、イチゴの香りと味わいをそのまま楽しむことができる。きめ細かい泡と華やかな色合いを持ち、お祝いの席などにもぴったりだ。また、「愛苺」は、いちご由来の酸味と甘みが特徴。自然な甘みのため、食事だけでなくデザートなどとも一緒に味わうことができる。
低アルコールタイプの「苺香」は、アルコール度数を6%に抑えているため、お酒が得意でない人も楽しめる。優しい味わいで、女性やホームパーティーなどにおすすめだという。
価格は、「苺夢」が2280円、「愛苺」「苺香」が各2580円(いずれも税別)となる。2016年12月10日に「苺夢」を発売し、その後順次販売を開始する予定だ。
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山元いちごワイナリー