2008年を最後に開催が途絶えていた「ポメリー」のソムリエコンクールが9年ぶりに復活する。ヴランケン ポメリー ジャパンは2017年6月30日、シャンパーニュをはじめとするスパークリングワイン(スパークリング日本酒を含む)に特化した「ポメリー・ソムリエコンクール 2017」を開催すると発表した。飲食施設でサービスに従事するソムリエを対象とし、世界のスパークリングワインに関する各種試験を実施する。
「ポメリー・ソムリエコンクール」は、フランスのシャンパンメーカー「ポメリー」が推進するソムリエコンクールだ。世界で活躍するソムリエを輩出することを目的とし、1993~2008年にかけて「ポメリー スカラシップ ソムリエコンテスト」「キュヴェ・ルイーズ・ポメリー ソムリエ コンテスト」という名称で開催されてきた。2008年以後は開催が途絶えていたが、復活を求める声に応え、2017年大会の開催が決定した。
エントリーには、「日本ソムリエ協会認定のソムリエ呼称資格保持者」で、 かつ「現在ホテルやレストランなどの飲料施設でサービスに従事し、将来にわたりソムリエとしての職務を遂行する意思を有する」という2つの条件を満たしている必要がある。この条件を満たしていれば、国籍・性別・年齢は関係ない。
試験では、シャンパンをはじめとする世界のスパークリングワイン、日本酒スパークリングに関する内容が出題される。筆記やテイスティング、サービスの試験が行われ、知識・技術、表現力、サービス、提案力など、総合的な力量が問われるという。予選は東京と大阪で行われ、上位約12人が準決勝に、その中から5名がファイナリストとして決勝へ進出する。
エントリーの締め切りは同年9月1日の23時59分まで。受け付けは専用のウェブサイトからのみとなる。同年9月13日に予選が開催され、本選は同年10月30日を予定している。
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「ポメリー・ソムリエコンクール 2017」開催決定