さくら製作所は2018年6月6日、同社で初となる日本製のワインセラー「SAKURA JAPAN 2温度管理式 Wine/Sakeセラー」を発売すると発表した。日本をイメージしたデザインのほか、大阪府産のガラス扉、群馬県産の本体、0℃設定や急速冷却が可能な「New ZEROクラスターツイン冷却」を採用している。
同社はこれまで、ワインを数本保管する小さなワインセラーから、収納本数が100本を超える大型のワインセラーまで、さまざまな製品を提供してきた。これらの製品は、効率の良い冷却性能やコンプレックスの静音化、温湿度の制御などに定評があり、家庭用から業務用まで幅広く活用されている。
今回発売するセラーは、“日本で開発された技術を日本で生産する”をコンセプトに、日本企業の技術を集結してつくり上げた同社初の“日本製”ワインセラーとなる。ワインセラーのパーツを日本国内の会社で製造し、性能からデザインまでとことんこだわってつくられた。
まず、扉のラインに、日本をイメージした色として赤を使用。単なるイメージカラーというだけでなく、赤色の樹脂をフレームに結合させる成型技術を使うことで、断熱効果を高めた。大阪の会社が手掛けたというガラス扉は、従来よりも6割以上軽く、機能性にも優れている。
また、庫内の照明には、青色系紫外線を含まないLEDライトを採用している。“灯篭の光”をイメージした暖かみのある光は、ワインや日本酒を劣化させず、保管に適しているという。セラー本体は群馬県で製造され、家庭用冷蔵庫のものよりも高度な断熱材を用いており、従来製品に比べて1~2割の省エネ効果が期待できる。
サイズは約475×535×1204㎜で、最大46本のワインを収納できる。現在、予約受付中で、同年7月1日に販売を開始する。