2019年09月

日本酒蔵が手掛ける日本ワイン「HOCCA」、ワイナリー独立に向けたプロジェクト開始

山形県庄内エリアで、国産ワイナリー「HOCCA WINERY(ホッカワイナリー)」を設立するプロジェクトがスタートした。現在は山形県鶴岡市の日本酒蔵「奥羽自慢」でワイン醸造を行っているが、2021年の独立を目指し、2019年8月30日よりクラウドファンディングサイト「Makuake」上で支援を募集している。

奥羽自慢は、1724(享保9)年創業の老舗日本酒蔵だ。一時は後継者不足から存続の危機に立たされたが、2013年より山形県酒田市の「楯の川酒造」の支援を受け、復活したという。現在、日本酒の他に、そのノウハウを生かして「HOCCA」というブランドで日本ワインづくりに取り組んでいる。

これまで「HOCCA Blanc」「HOCCA Kir」「HOCCA Cidre」の3種類を発売しているが、中でも2019年から出荷を開始した「HOCCA Cidre」は、「JAPAN CIDRE AWARDS 2019」のテイスト部門で二ツ星、ラベル部門で三ツ星を獲得するなど、高い評価を得ている。

2017年には地元・庄内エリアでぶどう栽培を開始し、ワイナリー設立に向けた活動をスタートしている。さらに今回のプロジェクトを通じて、2021年を目途に、ワイナリーとしての独立を目指す。

プロジェクトへの支援は、3000円コースと6000円コースが各2種類、9000円コース、1万2000円コース、2万4000円コースが各1種類、計7種類が用意されている。リターンとして、「HOCCA Kir」「HOCCA Cidre」に加え、新作の「HOCCA Blanc 2019」「HOCCA Petillant 2019」「HOCCA Syrah 2019」を先行販売する。

<関連リンク>
庄内をワインの銘醸地へ!日本酒蔵がぶどう栽培から挑戦する日本ワイン【HOCCA】

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。