北海道中富良野のワイナリーDOMAINE RAIZONは2020年5月1日、国産ぶどうを使って醸造した「オレンジワイン 2019」を発売した。オレンジワインとは、白ぶどうを用いて赤ワインの製法でつくられたもので、ロゼワインに続く第4のワインとして注目を集めている。
北海道中富良野町に位置するDOMAINE RAIZONは、“やぎと「つくる」ワイナリー”をコンセプトに、人間と環境が共存するサステナブルなワインづくりを目指している。そのための方策として、やぎを放し飼いにしている。やぎが自由に走り回ることで土が耕され、排せつ物が肥料になっている。ワイナリーに併設するカフェ・レストランでは、やぎの乳を使用したスイーツやフードを楽しむこともできる。
新商品の「オレンジワイン 2019」は、山梨県産の甲州と北海道の自社農園産のピノ・グリ、ピノ・ブランをブレンドして醸造している。オレンジワインとは、果実のオレンジを使ったワインではなく、白ぶどうを使って赤ワインの製法で醸造したワインのこと。発祥は約8000年前とされ、ワイン通の間で近年徐々に人気が高まっている。
「オレンジワイン 2019」は、ぶどう果皮を5日間低温で果汁に浸漬させて圧搾し、白ワインにはない、程よいボディ感と複雑味を持たせた。甲州らしい柑橘系の香りと、ピノ・グリのスパイシーさを楽しめる、バランスの良いワインに仕上がっている。
参考小売価格は1700円(税別)。ラベルには、ワイナリーを象徴するやぎのイラストが描かれている。
<関連リンク>
オレンジワイン新発売! ロゼに続く第4のワインとは