2020年12月

リトアニアから、フルーツ・ベリー・野菜を使った珍しいワイン6種を発売

スベンテは2020年11月18日、リトアニアのワイナリー、アニクシチュ・ヴィナスのワイン6種をクラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE」上で販売開始した。

ぶどうの栽培に適した地域を示す表現として、“ワインベルト”という言葉がある。北半球では北緯30~50度、南半球では南緯20~40度にワイン産地が多く存在しており、この緯度帯をワインベルトと呼ぶことがある。

バルト三国の1つであるリトアニアは、このワインベルトには含まれていない。北緯55度の寒冷地帯で寒さが厳しく、ぶどうづくりに適した風土とはいえず、そのためぶどうを使わないワインが発展している。

今回、そうしたぶどうを使わないリトアニアのワイン6種をクラウドファンディングで販売する。フルーツワインを多く手掛けてきたリトアニアの伝統的なワイナリー、アニクシチュ・ヴィナスから、フルーツやベリー、野菜を使ったワイン4種と、熟成を経て深みのあるレゼルヴワイン2種の計6種を提供する。

「ヴォルタ・チョークベリー」は、目に良いアントシアニンを多く含むチョークベリー(アロニア)を使ったワイン。「ヴォルタ・ザクロ」はザクロを、ロゼのような美しい色合いの「ヴォルタ・プラム」はプラムを、オレンジワインのような「ヴォルタ・ルバーブ」はルバーブをそれぞれ使ってワインにしている。

また、「ヴォルタ・ブラックベリー・レゼルヴ」は、ブラックベリーを使用し、オーク樽で12カ月熟成している。同じくオーク樽で6カ月間熟成させた「ヴォルタ・クインス・レゼルヴ」は、クインス(マルメロ)を使った白ワインで、甘い香りを特徴としている。

プロジェクトの募集は2021年1月16日まで。最終日までに目標額の100万円に到達すれば、今後これらのワインの輸入につなげていくという。

<関連リンク>
【北欧リトアニアからフルーツ・ベリー・野菜の斬新なワインを日本初上陸させたい!】 クラウドファンディング募集開始

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。