日本ワインフェア事務局は2021年1月29日、日本ワイナリー協会と協力して、小学館集英社プロダクションが運営する「ShoPro クラウドファンディング」を活用したプロジェクトを開始した。
国内だけでなく、海外でも注目が高まりつつある日本ワイン。その認知向上や販路拡大のため、2020年11月にスタートしたのが、国税庁による「日本ワインファンサイト」だ。日本各地のワイナリー情報や日本ワインに合うレシピなどをWebサイトやSNSで紹介しているが、日本ワインファンとワイナリーをつなぐプラットフォームとして、新たにクラウドファンディング・プロジェクトを開始した。
“生産者の想いをつなぐ”をテーマにしたこのプロジェクトでは、ShoPro クラウドファンディング上で日本ワインのつくり手がプロジェクトを立ち上げ、支援を募集する。ここでしか手に入らない、貴重な返礼品も用意しているという。
スタート時点では、7ワイナリーのプロジェクトが掲載された。東日本大震災をきっかけに設立された秋保ワイナリー(宮城県仙台市)のプロジェクトでは、「リバーウィンズ ブラン 2020」「同 ロゼ 2020」を返礼品にしたプランを用意している。また、都市型クラフトワイナリーの横濱ワイナリー(神奈川県横浜市)のプロジェクトは、酸化防止剤無添加への挑戦を開始した2020年シーズンのワインを中心にそろえている。
プロジェクトの数は順次追加されており、2021年2月18日時点では合計で14ワイナリーのプロジェクトが並んでいる。