南三陸ワイナリーは2021年2月10日、南三陸産のぶどうを使った「MINAMISANRIKU CHARDONNAY 2020」を発売した。2017年にスタートした「南三陸ワインプロジェクト」で育てたシャルドネを、初めてワインとして商品化した。
南三陸ワインプロジェクトは、宮城県北東部に位置する南三陸町の新たな産業として、南三陸産ぶどうを使ったワインづくりを目指してスタートした。“ワインと食でつながる南三陸”をコンセプトに、ワインづくりを通して人と人とのつながりをつくり、人々を豊かにする取り組みを行っている。
入谷地区にぶどうの樹700本を植え、2019年には山形県産ぶどうを使って委託醸造によるプロジェクト初のワインを発売。2020年には南三陸ワイナリーがオープンしたが、今回、そのワイナリーで醸造した初のワイン「MINAMISANRIKU CHARDONNAY 2020」を発売した。
「MINAMISANRIKU CHARDONNAY 2020」は、ワイナリー初醸造のワインであると同時に、多くのボランティアの協力を得て育てられたぶどうを使用し、初めて商品化したワインでもある。2020年10月に収穫したシャルドネを使い、高低差を利用した液移動によって優しくつくり上げた。爽やかで豊かな香りと、しっかりとしたうま味が楽しめる、バランスの取れた白ワインに仕上がっている。
価格は4950円。南三陸ワイナリー直営ショップと公式オンラインストア限定での販売となる。
