トレボーは2021年3月31日、富山県のワイナリー、ドメーヌ・ボーが設立後初となる、ヴィンテージワイン6種の販売を開始した。
ドメーヌ・ボーは、富山県南砺(なんと)市立野原地区に位置するワイナリーだ。トレボーの会長である中山安治氏が、ワインを通して地元・富山県を盛り上げたいと設立した。過疎化が進む地域で耕作放棄地を広大なぶどう畑に変え、地元で新たに雇用を生み出すなど、地域に根差したワイナリーとなっている。
また、ドメーヌ・ボーでは、ICT(情報通信技術)、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、5G(第5世代通信システム)といった最先端技術を導入しているのも特徴だ。畑の温度や湿度などをデータ化してぶどうの品質を解析するなど、スマート農業を展開している。
醸造は、富山県の酒蔵で14年間日本酒づくりに携わった元杜氏が担当。日本酒の発酵技術や知恵を醸造に生かし、ワインづくりに取り組んでいる。また、明治から続く 老舗ワイナリーのまるき葡萄酒とサントリーで経験を積んだ醸造家も、ワインづくりに参加している。
今回発売するのは、「セシボン シャルドネ2020」「セシボン オークシャルドネ2020」「ヘンシン ピノ・ノワール2020」「セシボン メルロー&マルスラン2020 」「セシボン プティ・ヴェルド2020」「セシボン カベルネ・ソーヴィニヨン2020」の6種。どれもドメーヌ・ボー初となるヴィンテージワインだ。
なかでも、「ヘンシン ピノ・ノワール2020」は、黒ぶどうから白ワインをつくる珍しい醸造方法でつくられた1本。ピノ・ノワールのみを使っており、春らしい桜色のワインに仕上がっている。
価格(税別)は2400円~3300円 。「ヘンシン ピノ・ノワール2020」のみ、500本の数量限定で販売する。
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