ワインバイヤーと醸造専門家が審査を務める「ベスト・バリュー・ヴァン・ド・フランス・セレクション2021コンクール」が2021年2月に開催され、金賞52種 、銀賞94種のワインが選出された。
ヴァン・ド・フランスとは、フランスで収穫されたぶどうを使ったフランス産ワインのことで、近年新たにつくられたワインのカテゴリーだ。ボルドーやブルゴーニュなどその土地で栽培されたぶどうのみでつくるワインとは違い、ヴァン・ド・フランスは異なる地域の品種を掛け合わせたり、複数地域のワインをブレンドしたりできる。そのため自由度が高く、さまざまなスタイルのワインが楽しめるのが特徴だ。また、手頃な価格のものが多く、気軽にワインを味わえる。
「ベスト・バリュー・ヴァン・ド・フランス・セレクション」は、そんなヴァン・ド・フランスのワインの中から、より優秀なワインを選考する審査会だ。世界各国のワインバイヤーなどによる審査の結果、優れたワインには金賞または銀賞が授与される。
今回のコンクールでは、金賞52種 (うち、オーガニックワイン2種)、銀賞94種(うち、オーガニックワイン12種)の受賞が決定した。金賞を受賞したのは、バランスの取れた果実味が楽しめるSAKELAVO「基準の白ワイン」や、青リンゴのような爽やかな香りが魅力のサジェ・ラ・ペリエール「ラ プティット ペリエール ソーヴィニヨンブラン」など。
また、オーガニックの名手として知られるジェフ・カレルからは、2本 のワインが金賞を受賞した。