さくら製作所は2021年7月19日、氷温冷蔵機能付きのセラー「氷温M2」シリーズを発売すると発表した。ワインだけでなく日本酒も貯蔵可能で、業務用にも使用できるハイスペックな性能を備える。
ワインセラーメーカーのさくら製作所が手掛ける氷温M2シリーズは、ワインと日本酒を同時に保管できるセラーだ。同社が初めて開発した2温度管理機能により、上室は-2~+22℃、下室は0~+22℃の温度設定に対応する。-2℃という温度は、冷蔵でも冷凍でもなく、氷点下ではあるものの凍ることがない“氷温”だ。特に日本酒は、氷温で貯蔵することで味がまろやかになるという。
また、氷温を保つために真空断熱ガラスを使用。高い断熱性能に加え、温度維持性能が向上したことで、下室の最下段で生じていた庫内の最大温度差を5℃から3℃程度に抑えた。これによって、ワインの温度管理にも安定感をもたらしている。
価格は、ワイン63本、一升瓶27本を収納できる「LX63DM2Z」が約19万円(税込)、ワイン95本、一升瓶36本を収納できる「LX95DM2Z」が約29万円(税込)。どちらも黒・白のカラー、右開き・左開きモデルを用意しており、2021年7月末から順次販売を開始する。