2021年10月

好きなワインを1本から海底貯蔵、「美しき海のワイナリー」スタート

マックスは2021年10月3日、自分で選んだお酒を海底で熟成できるサービス「お酒の海底熟成サービス 美しき海のワイナリー」を開始した。

海底熟成酒とは、ワインや日本酒などを一定期間海底に沈め、熟成させたもの。海底熟成させたお酒は渋みや刺激が和らぐだけでなく、おいしい熟成が進んでいるという話もある。また、引き揚げ後のフジツボなどが付着した瓶の様子がロマンを感じさせるなど、愛好家からも高い評価を得ている。

今回、同社が開始したのは、顧客から預かったお酒に防水加工を施し、海底の貯蔵庫で約半年間熟成させるというサービスだ。貯蔵庫があるのは、自然豊かな静岡県南伊豆町の海底。水深約15m、平均水温18℃のお酒の貯蔵に適した環境であることに加え、熟成期間である11月~5月は水温の変化が少なく、お酒の熟成にも非常に向いているという。

利用者は、自分の選んだお酒を1本から海底熟成させることができるため、お酒にこだわりのある人やオリジナルの商品をつくりたいという人にもぴったりだ。

さらに、ボートに乗船して実際に水中に沈める様子を見学できるコースや、自らの手で沈めたり、熟成後のお酒を引き揚げたりするなどのプランもオプションとして用意している。

価格は、好きなお酒を海底で熟成させる「持ち込み海底熟成」 が1本あたり6600円、ボートに乗り海底に沈める様子を見学できるオプションプラン「ボート海底熟成体験」、スキューバダイビングで自分のお酒を自分で沈められるオプションプラン「海底熟成ダイビング」がそれぞれ1人あたり1万3200円。予約は、同社公式サイトで数量限定で受け付けている。

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About the author /  maomi

教育機関で中日翻訳に携わったのち、フリーライターに転身。教育、旅行、グルメを中心に執筆を行う。