メルシャンは2021年12月3日、陰干し仕込みで醸造した日本ワイン「玉諸マスカット・ベーリーA 陰干しブドウ仕込み 2018」を数量限定で発売した。シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーで購入できる。
「玉諸マスカット・ベーリーA 陰干しブドウ仕込み 2018」は、山梨県玉諸地区で収穫したマスカット・ベーリーAを使用した赤ワイン。マスカット・ベーリーAは甘い香りが特徴の日本固有品種で、ぶどうを陰干ししてから醸造することで味わいを凝縮させ、香りをより強く感じられるように仕上げている。熟したイチゴやドライフルーツ、スパイス、バニラの香りが調和し、柔らかい酸と程よいタンニンが楽しめる。
ぶどうを陰干ししてからワインを仕込む製法は、イタリアでは古くから利用されている。しかし、湿度の高い日本では乾燥させることが難しいという課題があった。メルシャンは2018年から研究を重ね、日本でも安定的に陰干し仕込みができるよう、最適な条件を見出した。その結果、マスカット・ベーリーAに特徴的な香り成分「フラネオール」を増強し、熟したイチゴのような甘い香りを最大限引き出すことに成功したという。
価格は6000円(税込)で、シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーで購入できる。また、シャトー・メルシャンのオンラインショップ限定で、同ワインを含むマスカット・ベーリーAのワイン3本をセットにした「個性豊かな冬の濃厚ベーリーAセット」(1万6000円・税込)を販売する。
さらにキリンオンラインショップ「DRINX」では、「日本とイタリアの競演!陰干しブドウのワイン飲み比べセット」(1万3500円)を販売。陰干し仕込みでつくられたイタリアワイン「ネグラーレ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ」がセットになっており、本場イタリアの陰干し仕込みワインとの飲み比べを楽しめる。