キャメルファームワイナリーは2022年1月21日、新作となる「ピノ・ノワール スペシャル セレクション 2020」「レジェント スパークリング 2020」を含む、2020年ヴィンテージ4種を発売した。
北海道余市町登地区にある同ワイナリーは、三方を山に囲まれ、日本海を見下ろすなだらかな丘陵に位置している。冷涼ではあるものの、対馬海流の影響で温暖な気候に恵まれたこの土地は果樹の栽培に適しており、垣根仕立ての畑でさまざまなワイン用ぶどうを栽培している。
新作のうち、「ピノ・ノワール スペシャル セレクション 2020」は、2020年のピノ・ノワールを使った赤ワイン。明るいルビー色の外観で、サクランボやバラを思わせる華やかな香りに加え、クローブ、シナモンなどのスパイシーな香りも感じられる。果実の味わいに、繊細で穏やかな酸味と柔らかなタンニンが調和し、エレガントな仕上がりだ。価格は5500円(税込)。
「レジェント スパークリング 2020」は、赤ワイン用に栽培してきたレジェントのみを使って初めて醸造した、やや辛口のスパークリングワイン。透明感のあるペールイエローで、白桃やミカンのようなフルーティーな香りに、ジャスミンティーを思わせる柔らかく甘い香りが続く。かんきつ系果実のようなフレッシュな酸味と、繊細なミネラルを感じられる。価格は3300円(税込)。
「UNITA(ウニタ)」シリーズからは、黒ぶどうのみでつくった「ウニタ ブリュット ナチュレ・ドサージュゼロ 2020」を発売。ドサージュ(補糖)を一切せず、ぶどう品種の個性とテロワール特有のミネラル感をストレートに表現した辛口のスパークリングワインだ。レジェントとレンベルガーをブレンドしており、香りはライムや洋ナシのように爽やかでほのかに甘く、ミントやスズランの花のような繊細さも感じる。価格は3300円(税込)。
同シリーズの「ウニタ プライベートリザーブ 2020」は、樹齢20年以上のツヴァイゲルトとレンベルガーをブレンドしたエレガントな赤ワイン。紫がかったガーネット色を特徴とし、スパイスが効いた繊細な香りに加え、サクランボやカシスのような赤い果実の香り、熟成樽の木のニュアンス、スモーキーな香りも感じられる。価格は5500円(税込)。
さらに同年3月11日には、「UNITA」シリーズからスパークリングワインの新ヴィンテージ「ウニタ ロゼ 2020」「ウニタ エクストラ ドライ 2020」の発売を予定している。
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