2022年4月6日~8日にパリで開催された「第16回 フェミナリーズ世界ワインコンクール 2022」で、日本ワイン32アイテムが入賞した。日本の酒類はワインを含む計136アイテムが金銀を受賞する快挙を成し遂げている。同コンクールは、世界でも知名度が高く、世界中から毎年4500ほどのワインが集結するトップクラスのイベントだ。
同コンクールはフランス発祥の国際酒類コンペティションで、女性ソムリエや女性醸造家、女性ワインジャーナリストなど、女性のワイン専門家が審査を行うという特徴がある。近年は日本産の酒類にも注目が集まっており、2020年から日本酒が「純米大吟醸酒」「純米吟醸酒」「純米酒」「熟成酒」「スパークリング酒」の5つの部門、2022年からは蒸留酒が「芋焼酎」「米焼酎」「麦焼酎」「黒糖焼酎」「泡盛」「その他の原料の焼酎」「ジャパニーズ・ウイスキー」「ジャパニーズ・ジン」「その他の日本産蒸留酒」の9部門で審査されている。各部門の最高峰「TOP OF THE BEST」に選ばれた銘柄は、毎年、前年比263%の売り上げ実績を叩き出すと言われており、世界中から注目されている。
第16回となる2022年大会は、パリ東部のパルク・フローラル・ドパリで開催。日本からは429アイテムが出品され、日本ワインが32アイテム、日本リキュールが18アイテム、日本酒が62アイテム、日本産蒸留酒が24アイテムの、合計136アイテムが受賞した。
現地で審査員を務めた日本広報大使の友田晶子氏によると、今大会で日本ワインは、ヨーロッパ品種を使用しながらも繊細さを有するタイプや、山ぶどうなど日本古来の香味特性のあるタイプが高評価だったという。
なお、表彰式は、2022年6月28日に東京都千代田区の「九段 kudan house」にて開催。各部門の「TOP OF THE BEST」が発表され、入賞酒の試飲会が行われる予定だ。
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