ドメーヌ・クラレンス・ディロンは2022年5月10日、「ラ・クラルテ・ド・オー・ブリオン 2020」を発売した。ボルドー5大シャトーの1つであるシャトー・オー・ブリオンと、その兄弟格であり、ライバルでもあるシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンが共同で手掛けたワインで、両シャトーの匠の技を味わえる。
オー・ブリオンは、ボルドーワインの産地の1つ、グラーヴ地区に位置する。赤ワインの名産地として知られるが、実は18世紀ごろから、優れた白ワインも生産していたという。今回発売する「ラ・クラルテ・ド・オー・ブリオン 2020」は、そのオー・ブリオンのセミヨンとソーヴィニヨン・ブランをブレンドしてつくられた、希少で質の高い白ワインだ。
モモやマルメロのような、しっかりとしたフルーティーな香りが特徴で、奥深い味わいが楽しめる。程よい苦みの後味が感じられ、魚介類やハードタイプのチーズなどと相性が良い。セカンドワインではあるが、南仏らしい味わいが楽しめ、1級ワインをたしなむ前の入門用としてもおすすめだ。
「ラ・クラルテ・ド・オー・ブリオン 2020」は2019年ヴィンテージからの装いを改め、新たなボトルとラベルで販売する。シャトー・オー・ブリオンで採用している独特の形状のボトルに、金色のラベルが特徴だ。