北海道余市町は2022年5月25日、芸能界屈指の日本ワイン好きとして知られるお笑いコンビ・髭男爵のひぐち君を、余市町で生産されたぶどうやワインを応援する「余市町ワイン大使」に任命した。
ひぐち君は、ワイングラスを片手にネタを披露する自身の漫才スタイルからワインに興味を持つようになり、2015年にソムリエと同程度の資格であるワインエキスパートの試験に合格した。さらに、2020年には、日本ワインの普及発展に貢献した人に授与される日本ソムリエ協会の「ソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)」に就任。実際に日本全国のワイン産地を訪れ、ぶどうの栽培にも着目するなど、日本ワイン全体の魅力向上に向けた情報発信を行っている。
全国トップクラスの生産量を誇るワインぶどう産地の余市町は、ひぐち君を余市町のワイン大使に任命することで、「ワインの銘醸地」としてのポジションを築くべく、さらなる魅力発信・イメージアップを図る狙いだ。
今回の任命に際し、ひぐち君は、「余市町は今や日本全国のワインラバーが注目する“日本ワインの聖地”だと思います。実際に自分が日本ワインに興味を抱くきっかけになったのは、余市町のワイナリーのワインでした。今回このようなご縁をいただき、ワインのみならずその原料となるぶどうの生産過程から密着して、1人でも多くの方に余市町のワインを楽しんでいただけるよう、その魅力をお伝えしていきたいと思います!」と意気込みを語っている。
また、余市町長の齊藤啓輔氏は、「今回、市町村としては初となるワイン大使を、芸能界屈指の日本ワイン好きであるひぐち君に引き受けていただき、大変うれしく思っております。余市町で生産されるワインやぶどうのポテンシャルの高さは、まだまだ一部の層にしか浸透していませんが、実際にひぐち君には余市町へお越しいただき、感じた余市町のテロワールを多くの方々に発信していただきたいと考えています」と、期待のコメントを寄せた。